負傷から434日ぶりの先発出場…復帰して勝利に貢献のアラバ「準備はできていた」

　レアル・マドリードに所属するオーストリア代表DFダヴィド・アラバが、23日に行われたラ・リーガ第25節ジローナ戦の後にコメントした。24日付けでスペイン紙『マルカ』が伝えている。

　同試合のスターティングメンバーに名を連ねたアラバは、負傷から434日ぶりとなる先発での復帰を果たした。ホームで2−0と無失点での勝利に貢献し、同選手は試合後「長い間負傷していたけど、とても幸せだ。先発する準備はできていた」とコメント。一部報道では現役生活も危ぶまれるほどの負傷とも見られていたが、その予想を覆し自らの価値を証明した。

　さらにアラバは「僕たちは一緒にプレーすると、本当に良いチームになる。攻撃でも危険な存在がいて、誰もがそれを自覚している。守備も素晴らしかったね」と語り、復帰戦の勝利に喜びを示した。

　また、チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は「長いケガの後だったが、素晴らしい試合をした。ボールを持っていてもいなくても落ち着いていて、ポジショニングも良かった。少しずつベストな状態に近づいている。実は1ヶ月前には復帰準備ができていたが、内転筋を痛めてしまい、プレーできなかった」と語り、「彼に必要なのはプレー時間だけだ。3日に1試合ペースだとリスクがあるが、週に1試合なら問題なくこなせる。リュディガーやバルベルデを休ませることができたし、徐々に守備の緊急事態も和らいできている」と、シーズン終盤に向けて手応えを口にしている。