「THE MAKING OF PROMARE展」のフォトスポットより。 アニメ映画「プロメア」の公開5周年を記念した初の大型展覧会「THE MAKING OF PROMARE展」が、3月10日まで東京・PARCO FACTORYで開催されている。2月20日にはプレス向けの内覧会が行われた。
【大きな画像をもっと見る】 「天元突破グレンラガン」「キルラキル」で知られる監督・今石洋之、脚本・中島かずきがタッグを組み、アニメーション制作をTRIGGERが手がけた「プロメア」。展覧会では、2017年の制作発表から現在までの活動を記録した年表「History」と、「プロメア」の制作過程に迫る「Pre-production」「Characters」「Mechanics」「Background」「Visuals」「Color」「director's Revision」の7つのコーナーが展開される。
「Pre-production」では、初期構想から最終的な形に近付くまでを3段階のフェーズに分け、各フェーズの企画書用イラストを交えながら紹介していく。フェーズ2からはキャラクターデザイン担当として、コヤマシゲトが参加。コヤマが描いた当時の企画書用イラストには、フェーズ1からさらに具体的な形になった2人の少年と炎生命体、ロボットの姿が収められている。
「Characters」には、ガロたちバーニングレスキュー、リオたちマッドバーニッシュ、クレイ、エリスらのラフ画と完成画がズラリ。ガロのモヒカンに関する資料、リオの手に関する資料なども揃えられ、それぞれコヤマからの指示を伝えるコメントが添えられた。「Mechanics」では、現実にある重機やバイクの延長線上でデザインされたというメカの設定画と完成画、映像がお目見え。「Background」には、コヤマと美術監督・久保友孝が色面とコントラストにこだわったという背景美術が飾られている。
「Visuals」では、モーショングラフィックスを用いて制作されたアバンタイトルの映像に加え、メインタイトルのロゴやキャラクター名、看板、モニターなど、作中の随所に登場する2Dデザインを展示。「Color」には、調整前と調整後の色味の変化を見比べることができる “ビフォアアフター映像”、「director's Revision」には、今石監督が修正・変更の指示を入れた生原画が用意された。
さらに、ガロとリオをフィーチャーした特別映像を上映するブースも設置。彼らの印象的なシーンが、劇中歌「Inferno」などとともにまとめられており、「プロメア」の世界に浸ることができる。またその奥にはフォトスポットとして、5周年記念イラストを使用したガロとリオの巨大なアクリルスタンドが設けられた。
「THE MAKING OF PROMARE展」は東京での開催後、4月4日から28日まで広島PARCO、5月17日から6月1日まで愛知・名古屋PARCOを巡回する。なお東京会場では、池袋PARCO本館8階のエレベーター前に記念撮影用のフォトブースを設置。「プロメア」のポスタービジュアルや、5周年記念イラストと一緒に写真が撮れる。
■ 「THE MAKING OF PROMARE展」
日程:2025年2月21日(金)〜3月10日(月)
時間:11:00〜21:00 ※入場は閉場の30分前まで ※最終日18:00閉場
場所:東京都 PARCO FACTORY
料金:1500円 ※小学生以下無料(ただし保護者の同伴必須)
日程:2025年4月4日(金)〜28日(月)
場所:広島県 広島PARCO 新館B1F EVENT SPACE
日程:2025年5月17日(土)〜6月1日(日)
場所:愛知県 名古屋PARCO 西館6F PARCO GALLERY
(c)TRIGGER・中島かずき/XFLAG