海外のオンラインカジノサイトで賭けをしたとして賭博罪で略式起訴され、千葉簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた卓球男子の元オリンピック(五輪)日本代表、丹羽孝希(30)を支援する「株式会社ファースト」が25日、同選手の支援継続を発表した。公式ホームページの「お知らせ」欄を更新。「活動、活躍することにより、卓球選手として、また社会人として、責任を果たしていただくこととした」と表明した。
以下、声明全文。
「2025年2月20日に、当社所属の丹羽孝希氏が、千葉簡易裁判所において、罰金10万円とする略式命令を受けました」
「丹羽孝希氏自身は、オンライン賭博が法律で禁止されたものであるとの認識を欠いていたものではあるとしても、同氏の行動は、卓球選手としての、また、1人の社会人としての自覚を著しく欠くものであり、決して許されるものではありません」
「しかしながら、当社は、略式命令により、同氏の違法行為に対して一応のけじめがついたこと、同氏の日頃の真面目な生活態度、真摯な卓球に対する取組みを考慮し、さらに、同氏の活躍を心待ちにするファンの皆様、全ての卓球ファンの皆様の思いを真摯に受け止め、同氏には、今後も当社所属の選手として、活動、活躍することにより、卓球選手として、また社会人として、その責任を果たしていただくことといたしました」
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「同氏は、2度とオンライン賭博に手を染めないことを誓約しており、また、当社としても、同氏を最大限バックアップしていく所存であります」
「皆様には、この点を、ご理解頂きますとともに、引き続き同氏に対する温かいご支援、ご声援をお願いいたします」
丹羽は23年、オンラインカジノサイトにアクセスした上で、暗号資産(仮想通貨)を元手にスポーツの勝敗を予想する賭博をした、とされている。1月下旬に書類送検された。
17歳で12年ロンドン五輪に出場。16年リオデジャネイロ五輪の男子団体で銀メダルを獲得した。21年東京五輪の団体は銅メダル。翌22年秋に国際大会から引退していた。その後、Tリーグの岡山リベッツに所属していたが、日本リーグ時代に所属していたケアリッツ・アンド・パートナーズとともに、書類送検を受けて契約解除されていた。
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