パーマーはボーンマス戦を最後にゴールを決めていない [写真]=Getty Images チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督は、イングランド代表MFコール・パーマーのパフォーマンス低下について語った。24日、スポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。
プレミアリーグ第26節が22日に行われ、チェルシーはアストン・ヴィラと敵地『ヴィラ・パーク』で対戦した。試合開始すぐの8分、チェルシーはMFエンソ・フェルナンデスのゴールで先制に成功したが、57分にFWマルコ・アセンシオのゴールで同点とされた。さらに試合終了間際の89分、FWアセンシオに得点を許し、チェルシーが1−2で敗北する結果となった。
パーマーは1月14日の第21節ボーンマス戦を最後にゴールを決めておらず、アストン・ヴィラ戦でも決定機を逃す場面があった。そしてチェルシーは、そのボーンマス戦のあと公式戦6試合を戦い、2勝4敗という戦績だ。
無得点が続くエースに心配の声もあがっているが、マレスカ監督はサウサンプトンとの試合を控えた24日の記者会見で「チーム全体のパフォーマンスはいつも心配しているが、コール(・パーマー)のパフォーマンスには心配していない。コールも人間であり、シーズンにおいて苦しむ時期もある」と、同選手への信頼を強調。「コールに関する問題はおそらく、我々がすべてにおいてコールに依存していることだろう。私はシーズン開幕からチーム全体のパフォーマンスが頼みだと言ってきた」と、あくまでチーム全体の問題であると主張した。
また、「パーマーが調子を取り戻すためにはどうすればいいか」と質問されたマレスカ監督は、「ただ、彼のやり方で努力を重ね続けるだけだ」と答えながら、次のように続けた。
「我々は毎試合コールにゴールやアシストを期待しているから、難しい。彼も人間だ。彼のパフォーマンスはチームの状況を反映している面も少しあるだろう。我々はなかなかゴールを決めることができていない。我々はチャンスをものにするために、もう少し決定力を発揮する必要がある」
チェルシーは現在リーグ7位に沈んではいるが、UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内である4位マンチェスター・シティとの勝ち点差はわずか1ポイント。現地時間25日に行われるサウサンプトン戦でトンネルから抜け出したいところだ。