中山記念に出走予定のアルナシーム(撮影:下野雄規) 国内外のGIを目標とする一線級の始動戦として、メンバーが揃うことが多い一戦。とは言え、小回り中山コースらしい独特の難しさがあって、毎年人気通りの決着にはなっておらず、馬券妙味も期待できる一戦。
1.前走GIか年明けのGIII
過去10回で、前走がGIだった馬は[5-3-4-24]で複勝率33.3%と上々の成績。ただ、人気サイドになることが多く、妙味は薄い。注目は年明けのGIII組。[4-5-1-17]で、複勝率37.0%、単勝回収率114%、複勝回収率124%と優秀だ。
2.前走2着以内が強い
別定戦のGIIだけに、大きく巻き返す馬は少ない。前走の着順が2着以内の馬は[6-4-5-12]で複勝率55.6%。単勝回収率、複勝回収率も共に100%を超えていて、ある程度人気でも素直に評価したい。
3.前走2番人気以内
着順と被る要素はあるものの、別物なので示しておくと、前走の人気が2番人気以内の馬は非常に好走率が高い。前走1番人気は[3-2-0-6]で複勝率45.5%、前走2番人気は[2-2-4-5]で複勝率61.5%と非常に高い。
アルナシームが中心。前走が年明けのGIII・中山金杯で4番人気1着。残念ながら2番人気以内ではないが、それ以外の2つはクリアしている。距離が1800mになるのはこの馬にとって絶好の条件で、重賞連勝も十分ありそうだ。