ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4
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「ナイキ(NIKE)」が、「ナイキ ヴェイパーフライ ネクスト%」の最新モデル「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4」と、新作レーシングシューズ「ナイキ ストリークフライ 2」を発売する。3月1日から、一部のナイキ取扱店およびNIKE.COMで取り扱う。
ヴェイパーフライ ネクスト%は、ナイキのレーシングシューズの中で最も汎用性の高いモデルとして、5kmからマラソンまで幅広い距離に対応。2017年に発売した初代モデルがマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)や2020年の箱根駅伝で「ピンクの厚底シューズ」として話題を集め、第2弾モデルは東京オリンピックの陸上男子マラソンで表彰台に立った3人が着用していたことで知られる。最新モデルは、今年の箱根駅伝で複数の選手がプロトタイプを着用したことで、注目を集めていた。
ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4(2万9700円)は、シリーズ史上最軽量のモデルとして、前作から約10%軽量化。ジョシュア・チェプテゲイやモハメド・アハメドといったアスリートのフィードバックを反映して開発した。オフセット(前足部分とかかとのソールの厚みの差)は2mm低くし、前足部により多くのズームX フォームを採用。また、カーボンプレートの角度を改良したことで、高い推進力を実現した。
箱根駅伝で同モデルを着用した中央大学の吉居駿恭選手は「(最新モデルは)回転が出しやすくて、自分の足でしっかりと走れる感覚が気に入っています。前モデルと比べても、沈み込みが軽減され、足の跳ね返りが早くなり、スピードに乗りやすく仕上がっています。つまり速いピッチで走り続けることができるのです。アッパーも前モデルから安定感が増して、走りに集中できる点も気に入っています」とコメント。「(箱根では)特にリズムで押していく走りをしようと思っていたので、後半も回転を意識しピッチを乱さず走り切れたことが、ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4を履いて良かったと思う点です」と振り返った。
ストリークフライ 2(2万6730円)は、トラックスパイク用の足型を元に設計。オフセットを4mmに抑えたことで、前足部分で楽に走れるようにデザインしたほか、フライプレートをフルレングスで採用し、推進力を向上した。アッパーには通気性の高いエンジニアドメッシュをあしらい、初代のストリークフライから40gの軽量化を実現。いずれも、プロトカラーのホワイトを先行発売し、4月以降にレッドを展開予定だという。