写真 「萌え萌え」が、外国人にも?──メイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」を運営するインフィニアが、落合陽一氏の経営するピクシーダストテクノロジーズが提供する同時翻訳ディスプレイ「VUEVO Display」を活用した接客の実証実験を始めた。会話をリアルタイム翻訳し、話者と聞き手、両方に字幕として表示できる同製品を使い、外国人への接客に活用する。
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あっとほぉーむカフェ AKIBAカルチャーズ ZONE R店で1月29日から3月31日まで、実証実験としてVUEVO Displayによる接客を行う。実際の接客や、サービスを受けた外国人客の感想、今後の展望などは別途公開した取材動画を参考のこと。
インフィニアによれば、あっとほぉーむカフェではこれまでも小型翻訳・通訳デバイスの活用を模索するなどして訪日外国人観光客に対応してきた。しかし会話のテンポや身振り手振り込みでの接客のしにくさに課題があったという。
そこで、VUEVO Displayに類する通訳・翻訳デバイスによる改善が可能か、期間限定で実証実験を行うに至った。類似の製品はいくつかあるが、VUEVO Displayを最初に選んだ決め手は、身振り手振りしながらの接客しやすさや、辞書登録機能の有無など。「(あっとほぉーむカフェのような)専門用語がいくつもある店にマッチしていた」(同社)という。