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前回からの続き。私(キョウコ)は夫のリョウタと結婚して約1年。義実家が車で30分ほどの距離にあり、その近くに住んでいる義妹のモモさんは子育て中の専業主婦です。結婚にあたっては私の両親からのお祝い金のおかげで、夫の奨学金を完済することができました。しかし完済を聞きつけた義母と義妹が、義妹の奨学金の返済を手伝えと夫に迫ってきたのです。義妹は私に電話してきて「自分だけ完済なんてズルい!」と主張しますが話になりません。
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何度か話をしてきたものの、現時点でもまだ義妹への奨学金の返済を考えていたリョウタ。何をそんなに悩む必要があるのか、呆れます。リョウタは「ウチの家族」という理論を持ち出して私に説明しようとしてきました。
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夫のなかではまだ私と新しく築いた家庭よりも、自分の実家の優先順位が高いのです。夫が発する「ウチの家族の奨学金」という言葉からもそれは明らかです。そうじゃなかったら、義母や義妹のおかしな主張に同調するはずがありません。
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なぜ夫がずっと迷っていたのか、ようやくその理由が分かりました。そもそも夫の意識のなかで、まだ「私」よりも「義実家」を優先していることが根本の原因だったのです。奨学金の返済を手伝う、手伝わないという以前の問題でした。
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それはこれから先、私たちが夫婦としてやっていけるかどうかにも関わることです。ちゃんと私の話を分かってくれたのかどうか、これからの夫の言動をしっかり見ていきたいと思います。
※演出の都合上、法的な詳細を省略している部分があります。
【第7話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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