LINEヤフー 首都圏3箇所の避難場所から花火を打ち上げ、未来の防災行動に繋げる「3.11防災花火」を実施

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2025年02月26日 19:00  マイナビニュース

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LINEヤフーは、東日本大震災から14年となる2025年3月11日に「3.11 防災花火」を実施する。

「3.11防災花火」は、東日本大震災の被災者追悼とともに、震災を風化させず、未来に向けた防災に繋げていくことを目的とした取り組みである。

3月11日19時より、明治神宮外苑・東京都立駒場高等学校・川崎市河川敷の3箇所の「避難場所」から花火を打ち上げる。



本企画は、「避難場所の設置距離」と「打ち上げ場所から花火が綺麗に見える距離」の目安が同じ約2km以内であることに着目したものだ。

自宅周辺から防災花火が綺麗に見えた人は、その花火の打ち上げ場所が自身の避難場所の1つであることがわかる仕組みになっている。

本企画の特設サイトでは、自宅周辺の避難場所を簡単に調べることができるほか、避難場所と避難所の違いについても学ぶことができる。



また、打ち上げの様子は全国に向けてライブ配信を実施する。

明治神宮外苑では、花火の打ち上げ前にタレントのゆうちゃみ氏をゲストに迎え、防災の専門家とともに防災について学ぶトークセッションも行い、その様子もライブ配信する。


○実施の背景



2011年に発生した東日本大震災以降、日本ではさまざまな大規模災害が発生している。

2024年8月には南海トラフ地震臨時情報が発表されるなど、大規模災害の可能性と備えの重要性が改めて認識されている。



LINEヤフーが実施した「避難場所の理解度に関する調査」では、「災害発生を気にかけている人」が約9割に上る一方で、実際に災害が起きた際の一次避難先である「避難場所」の正確な位置を把握している人は約3割にとどまることがわかった。

また、「避難所」と「避難場所」の違いを知らない人は約7割に上り、避難場所への理解が十分ではないという課題も浮かび上がった。



元来、日本の花火は追悼や鎮魂の意味を持ち、現在でも各地で追悼と復興の意を込めた花火が打ち上げられている。

「3.11 防災花火」は、東日本大震災の被災者追悼だけでなく、「避難場所を知る」ことを未来の防災へと繋げることを目的とした取り組みである。

国立研究開発法人防災科学技術研究所 ​総合防災情報センター長 ​臼田裕一郎氏によると、避難場所は広域防災拠点整備の観点から、約2kmの距離を目安に設定されていることが多い。加えて、花火師の渕田氏によると、花火はその大きさや観覧場所の環境によるが、約2km以内の距離で楽しむことができるという。

これらの情報から、「避難場所の設置距離」と「花火が綺麗に見える距離」の目安が近いことに着目し、追悼の意を込めて花火を打ち上げるとともに、その花火が避難場所を知るきっかけとなることを期待し、「3.11 防災花火」を実施するに至った。


○国立研究開発法人防災科学技術研究所 ​総合防災情報センター長 ​臼田裕一郎氏 コメント


一般的に、災害が発生した際、徒歩で避難できる距離は1.5〜2kmが限界であると言われています。

河川敷や大きい公園など、自治体によって指定されている避難場所には、この距離が意識されているものもあります。

これを踏まえ、避難場所を知るために、2km圏内だと綺麗に見える花火を活用することは、とても良い着想だと思います。

○花火師 渕田氏 コメント


花火は、打ち上げ場所から約2km以内の距離において楽しむことができると言えます。

距離が離れすぎてしまうと、花火の広がりと音とのタイムラグが大きくなってしまったり、色の変化・形についても視認しづらくなります。

“花火を楽しむ”という点で考えると打ち上げ場所から約2km以内において楽しめると思います。

○花火のプログラムについて



3月11日当日は、都内の明治神宮外苑、東京都立駒場高等学校、川崎市河川敷の3箇所で19時から花火を打ち上げる。

避難場所をより多くの人に認知してもらうため、「避難場所マーク」をモチーフにしたオリジナル花火を開発し、明治神宮外苑で打ち上げる。

オリジナル花火の断面は「避難場所マーク」となっており、明治神宮外苑では約8分間でオリジナル花火を含む合計220発の花火を打ち上げる予定である。

また、「3.11 防災花火」の実施にあたり、目黒区、川崎市の後援を受けている。


※オリジナル花火は当日の風向き等によって開花時の正面が都度変わる可能性がある

○ゲストにゆうちゃみ氏が登壇 防災について学ぶトークセッション



明治神宮外苑では花火の打ち上げ前に、防災について学ぶトークセッションを実施する。

ゲストにはゆうちゃみ氏を迎え、国立研究開発法人防災科学技術研究所 総合防災情報センター長の臼田裕一郎氏、東京都立駒場高等学校の校長と生徒、さらに目黒区長の青木英二氏、東京都防災課の担当者らが登壇する予定だ。

トークセッションでは、ゆうちゃみ氏がクイズを通して避難場所をはじめとする防災に関する知識を学ぶ。イベントの様子はライブ配信で視聴できる。

○<ゆうちゃみさん プロフィール/コメント>


<プロフィール>

ゆうちゃみ

2001年9月8日生まれ/23歳/大阪府出身/SNS総フォロワー175万人超え。

圧倒的な明るさと、こてこての大阪弁であらゆる場を盛り上げる新世代「令和の白ギャル」「2022ブレイクタレント女性部門第1位選出」。

2024年10月「あなたに捧げる応援歌」を配信リリース。

モデルに加え、タレント、アーティスト、俳優、CMでも活躍中。幅広い層に支持を得ている。



<コメント>

私は3.11の東日本大震災が起きたときはまだ9歳で、当時は日本で何が起きてしまったのかまだよく理解できていませんでした。

近年も日本で大きな地震が起きたり、震災を経験したことにより昔に比べると皆さんの防災意識も高まっていると感じます。

今回の「3.11防災花火」は追悼の花火を見ながら、防災について知れるとても素敵な企画です。



ぜひ当日花火を楽しんでください!そして、避難場所を知る機会になれば嬉しいです。

私も避難場所について学んだことを伝えていきます!


○「3.11 防災花火」概要



日時: 3月11日(火) 19時打ち上げ開始

打ち上げ時間: 19時00分~19時08分(約8分間)※明治神宮外苑会場

打ち上げ場所: 明治神宮外苑、東京都立駒場高等学校、川崎市河川敷

花火内容: 明治神宮外苑:約220発、東京都立駒場高等学校:約75発、川崎市河川敷:約200発

主催: LINEヤフー株式会社

後援: 目黒区・川崎市

※ 雨天決行、荒天時中止。当日の天候によって開始時間が変更される場合がある。()

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