パーソナルジムの入会金を期間限定で値引きするという宣伝に景品表示法違反の疑いがあるとして調査していた消費者庁は、きょう、運営会社が提出した改善計画を認定しました。新設された「確約手続き」制度を適用した初めての行政処分です。
消費者庁によりますと、東京・渋谷区の「caname株式会社」は、2020年9月から2024年7月にかけて、表示した期間内に運営するパーソナルジム「かたぎり塾」で無料体験をして当日入会した場合、入会金5万円を2万円に値引きするなどとウェブサイト上で宣伝していました。
しかし、実際には、表示された期間外にも、同様の値引きがされていた可能性があるということです。
消費者庁は、景品表示法違反の疑いがあるとして調査していましたが、今月、会社側から再発防止のための措置を講じることなどを盛り込んだ「確約計画」の提出があり、これを認定したと発表しました。
2024年10月施行の改正景品表示法で新設された「確約手続き」制度は、違反疑いのあった事業者が自主的な改善を行う代わりに措置命令や課徴金交付命令を免除するもので、問題の早期是正を狙いとしています。
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今回はこの制度を初めて適用した行政処分になります。
caname株式会社は、「今後、確約計画を誠実に履行し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
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