<虐待?無知?>裕福なのに食事量が少なく、いつも空腹の小学4年生。他家の食卓に口出ししてもいい?

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2025年02月26日 19:30  ママスタセレクト

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子どもの身体がぐんと成長する時期である、育ち盛り。「育ち盛りは食べ盛り」などと言われることもあるようで、食べても食べてもお腹がいっぱいにならないほど食欲旺盛になる子もいそうです。

まるで幼児食のような夕食を見て、驚き。裕福なお宅なのに



ママスタコミュニティに息子さん(小学4年生)の同級生、Aくんの食生活にまつわる相談が寄せられました。数日前、投稿者さん宅にAくんがお泊りに来たときの話です。
『Aくんが夕食後「あ〜、お腹いっぱい! うちはお代わりもデザートもないし、5分以内で食べ終わるくらい食事量が少ないんですよ。母に"お腹すいた"と言うと、"食べ過ぎ"と笑われるんです」と、話し出した。裕福なご家庭なので、節約ではないと思う。人さまのお宅の食事に口出ししたくはないけれど、かなり心配……』
驚いた投稿者さんがさらに尋ねると、外食時にたくさん食べようとすると半分はパパにあげるよう言われること、ママが勝手にハーフサイズで頼むこと、お店ではキッズメニューしか選ばせてもらえないこと、学校では給食のお代わりの常連であることなどが判明。
心配した息子さんが次の日、Aくんに家の夕食の写真を撮影して見せてくれるよう頼んだそうです。
『よその食卓を覗くのは悪趣味だとは思うけど、私も見せてもらった。幼児用の茶碗にご飯一膳、鳥もも肉のソテー1/3枚、ブロッコリーひとかけら、幼児用のお椀にコーンスープ、以上だった』
Aくんはひとりっ子だそうで「いつまでも幼児扱いで、適切な食事量にアップデートされていないのかな?」と、考えた投稿者さん。Aくんママがモデルのようにスレンダーなことから、「食事量の概念が普通ではないのかも」と感じたともいいます。
ちなみに文部科学省が「学校保健統一調査」などで使用する肥満・痩身傾向児の算出方法でAくんの肥満度を算出したところ、出てきた数字は「−21.4%」。−20%以下は「痩身傾向児」だそうで“やせすぎ”まではいかないものの、その傾向はあるようです。
参考:文部科学省|学校保健統計調査-結果の概要|肥満・痩身傾向児の算出方法について

もう周りは大人と同量を食べる年齢。本人にそれを教えたところ?

『栄養が足りていないよね。これから思春期に入って、身長が伸びたりする時期なのに』
Aくんを心配するコメントが次々に届きました。現状は真ん中より少し高いくらいの身長だそうですが、このままでは伸び悩んでしまう可能性があります。
『うちは女の子だけど、Aくんと同時期から大人の一人前以上を食べるよ』
Aくんが見せてくれた写真の食事は、どう考えても幼児の量。「うちの3歳児でもそれくらいは食べる」という声もありました。
『お腹がすいている状態が普通って! 育ち盛りなのにかわいそう』
いつも空腹だと思われる、Aくん。投稿者さん宅に来たときは大人の一人前にプラスして、ご飯のお代わりと納豆、デザートのみかんをペロリとたいらげたそう。
「わが子も4年生だけど、周りにそんな貧乏な子はいっぱいいる。昼食がお茶碗一杯の白米だけとか」というコメントもあったのですが、Aくんの家庭はかなりの富裕層とか。「食べさせてあげたいけれど、あげられない」のではないのです。
『虐待になるでしょ。親が本気でそれでいいと考えているのなら、報告したほうがいい』
心配した投稿者の息子さんも11歳児に必要な栄養所要量をインターネットで調べ、印刷した紙をAくんに渡したといいます。先生に相談するようすすめたそうですが、Aくんはもらった紙を持ち帰り、まずは自分でも調べてみることにしたとか。
投稿者さんとのやり取りからもわかるように、Aくんは頭がよく理屈好きな子。息子さんにもらった紙を見て火がついたようで、タンパク質やビタミンの推奨摂取量やそれに基づく献立まで調べ出したといいます。さらに自分の肥満度の推移をグラフにまとめたところ、少しずつやせている傾向があることが判明。これらをプレゼンテーション作成ソフトでまとめ、両親に見せることにしたといいます。

わが子のプレゼンをどう受け止める?不安はあっても、まずは行動!



そんなAくんを「頑張れ!」と励ました息子さんですが、投稿者さんには不安も残るとか。
『それって親への強烈なダメ出しだよね? 親御さんが素直に受け止めてくれる気がしない』
たしかにここまでの話から想像すると、Aくんの今の食事量に少しも疑問を抱いていない様子のご両親。まともに取り合ってくれるでしょうか。
『でもさ、SNSにワンプレートご飯の写真をあげている家庭って、みんなそれくらいの量だよね。家族は足りているのかなと、いつも思う』
AくんママはSNSで拡散されている食事量を「普通」と考えているのかもしれません。
『義姉も少食&超偏食。子どもたちも同じだと思い込んでいて外食でも姪(小学校高学年)にお子様ランチや、大人一人前を下の子(小1)と半分こにさせて与えている。わが子(小5)が大人用のパスタを食べていたら「そんなに食べるの?」と、本気で驚いていた』
自分基準になっている親は、他にもいるようです。このコメントをくれた方も姪っ子が本当は大人一人前を食べられることを知っているけれど、「なかなか言えない」とか。よその家の食事には口出ししにくいものですよね。
「Aくんママって、昔太っていたのかな? トラウマがあるからわが子も太らせたくないとか」「何かの思想があるママなのかも。こだわりが強そうだよね」といった声もありました。
『うまくいくかどうか、微妙だな。Aくんは相手を論破したいタイプ。ご両親がどんな人柄かわからないけど、こじれないか心配』
投稿者さんもまだ不安が大きいようです。ただ、このまま何もせずにいることはできません。ご両親が、Aくんの気持ちをしっかり受け止めてくれるといいのですが……。
「匿名で189(児童相談所虐待対応ダイヤル)に相談してみたら?」といったアドバイスもありましたが、とりあえずは直談判。それでもダメなら学校に相談です。担任の先生はもちろん、養護教諭や栄養士さんに相談するのもおすすめです。Aくんはこれからさらに食欲旺盛になるであろう年頃です。なるべく早めに行動して、少しでも現状が改善するように。投稿者さんも引き続き、心を寄せてあげてほしいです。
参考:こども家庭庁|児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について

ルポ 虐待サバイバー (集英社新書) [ 植原 亮太 ] 文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko

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  • 心配だけど、子供にお腹いっぱい食べさせない時点でまともな親じゃないから直談判はこじれそうで私はできないな…。どんどん痩せていくなら通報だけど、現時点は見守るのが精一杯かも。
    • イイネ!2
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