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前回からの続き。俺はユウゴ。数年前に社会人になりました。実は俺はいわゆる性的マイノリティというやつで、恋愛対象は男性です。中学生のときにはすでに自分で気づいていたので、いままで彼女を作ったことはありませんでした。両親からプライベートな質問をされたことはありませんが、おそらく昔から知っていたんじゃないかなと思います。それでもなにも言わずに俺のことをそっとしておいてくれた両親には、感謝しかありません。
俺は大学生になり、家を出ました。大学でハルトと出会い、俺たちは付き合うようになりました。そしてお互いに社会人になったとき、俺はハルトに言ったのです。
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ちらりと心配にはなったけれど、どこかで「うちの両親ならわかってくれる」という確信もありました。俺はハルトを実家に連れて行くことにしました。
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俺のパートナーが男性だということを告げても、実際に連れて行っても、両親は動揺しませんでした。それどころかパートナーシップのことを告げたら、「おめでとう」「嬉しい」と言ってくれたのです。こうして俺は、「やっぱり」と心底ほっとしたのでした。
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ハルトにパートナーシップの話を持ち掛けた俺。するとハルトの口から、両親に絶縁された話が飛び出してきました。
悲しくなるとともに、自分の両親に対して感謝の気持ちが湧きあがってきました。思春期になっても一向に彼女を作ろうとしない俺のことを見て、両親だって薄々「息子は性的マイノリティではないか」と気づいていたのでしょう。
しかしそんな俺のことを、パートナーであるハルトともども受け入れてくれたのです。そんな両親には、感謝しかありません。
【第5話】へ続く。
参考:内閣府男女共同参画局「地方公共団体におけるパートナーシップに関する制度の状況」
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・カヲルーン 編集・横内みか
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