ワークマンは、2025年春から男性用の機能的な普段着を強化する。女性向けのトレンド製品や男性向けベーシック衣料を中心に取り扱う「Workman Colors」を、11月までに新規で40店オープン。2032年には400店舗体制を目指すとしている。具体的にどういった製品を販売するのだろうか。2月20日に開催された発表会を取材した。
【画像】「ハット」「カーディガン」「トップス」「ボトムス」「シューズ」でいくら? 全身ワークマンの1万円未満コーデ(全5枚)
Workman Colorsでは、製品を専売化することで既存店との差別化を図る。2025年秋には専売製品比率を6割、2026年秋には8割まで引き上げる予定だ。
具体的な専売製品としては、男性向けの「快適普段着」シリーズが挙げられる。「UVカット」「通気性UP」といった機能性を付加することで、ワークマンらしさを訴求。低価格でベーシックな製品ラインアップであるが、「少し光るデザイン」を目指すとしている。
女性向け製品では、男性向けと同様に機能性と低価格を重視。デザインでは「キレイめ」を意識する。
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発表会では、上から下までワークマン製品に身を包んだマネキンがずらりと並んでいた。自宅でくつろいだり、アウトドアを楽しんだりしているシーンを再現。それらの価格は全て1万円未満だった。
“1万円未満コーデ”の具体例としては、次のような展示があった。
キャンプ場でくつろぐ男性は、3900円のレインジャケット、2500円のトップス、2200円のボトムス、980円のシューズを着用していた。合計金額は9580円だ。
スーパーで買い物をする男性は、1280円のシャツ、980円のトップス、1500円のボトムス、3500円のサンダルに身を包んでいた。合計金額は7260円。
子どもと遊ぶ男性(おそらく父親)は、1280円のハット、1900円のカーディガン、780円のトップス、2300円のボトムス、3300円のシューズで計9560円。
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部屋でチェスをする男性は、1900円のシャツと1500円のボトムスで4000円以下だった。
これらの展示から、ワークマンが「1万円」という価格帯にこだわっていることが伝わってきた。
機能性、低価格、ベーシックだが少し光るデザイン性が特徴の男性向け快適普段着。これらの製品で、ユニクロなどの競合に勝てるだろうか。
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