2025年F1プレシーズンテスト マックス・フェルスタッペン(レッドブル) バーレーンでのF1プレシーズンテストが2月26日にスタートし、レッドブルは午前にリアム・ローソン、午後にマックス・フェルスタッペンを走らせた。10チームの20人のドライバーが走行するなかで、フェルスタッペンは3番手、ローソンは8番手のタイムを記録している。
ローソンは午前セッションで走行した10人のなかでは、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリに続く2番手だった。2025年型『RB21』で58周を走った後、ローソンは、次のようにコメントした。
「今日はとても楽しかった。ようやく新しいマシンを本格的に走らせて、周回を重ねることができたのがうれしかった」
「感触は悪くない。でも、もちろんまだ走り始めたばかりなので、今は学ぶことが重要だ。チームが変わると学習することがたくさんあるから、まだまだこれから改善することができる。チームとしては、ニューマシンについて学び、テストデーを最大限に活用しようとしている」
「テスト項目のプランを事前に立てて、今日はそのすべてをやり遂げることができたのでよかったよ。明日はもっとたくさん走り、マシンのどこを改善すべきか、より深く知りたいと思う」
「ペースにおいて、僕たちがどの位置にいるのかは分からない。でもマシンは運転しやすくて快適だ。テストはチームがマシンについて学ぶ重要な場であると同時に、僕にとっても貴重な機会だ。メルボルン(の開幕戦)の前に、テストデーを最大限に活用することはとても大事なことだよ」
午後に登場したフェルスタッペンは、停電による赤旗後に延長された走行時間に、C3ミディアムを履いて自己ベストタイムを更新、全体の3番手となった。
「今日は、走っていて、すべての感触が良好だった」とフェルスタッペンはコメントした。「良い意味でのサプライズばかりだったから、良かったよ。ペースについてはまだ分からないけれど、すべてがうまく機能し、マシンは僕が望むとおりに動いてくれている」
「すべてがコントロールされている。それこそ、テストスタート時に望むことだ。僕たちは常に学習し、さまざまなことを試している。これからも続けていく。いま重要なのは、完璧なラップを走ることではなく、マシンをコントロールできるよう、進歩させるために必要な方向性を知るために、テストプログラムに取り組むことだ」
テクニカルディレクターのピエール・ワシェは、この日は、ラップタイムは重視せず、セットアップ変更によるマシンの反応を確認することに重点を置いたと語った。
「今日はドライバーふたりにとって、良いテストデーだった。午前中は、リアムを走らせ、セットアップを変更してマシンがどう反応するかを確認した。午後はマックスが乗り、異なるセットアップ変更でプログラムを継続した。そうして残りの2日間のテストに向けて、マシンをどのようにして理解するかを確認した」
「ふたりにはC2とC3のふたつのコンパウンドで走ってもらった。その主な目的は、一貫した走行を実現するためだ。ラップタイムを最大限に引き出すことではなく、マシンがどう反応するかを理解することに重点を置いた」
チームは、テスト2日目の27日にはローソンを一日中走行させる予定であると述べている。