託児所で乳児急死 代表保育士を書類送検へ 業務上過失致死容疑
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2025年02月27日 12:47 毎日新聞
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和歌山県田辺市の認可外保育施設に預けられた生後5カ月の女児が2023年7月に急死した問題で、和歌山県警は、施設の代表を務める女性保育士が必要な対応を怠った疑いが強まったとして、業務上過失致死の疑いで28日に書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で明らかになった。
亡くなったのは大阪府泉大津市の柴尾心都(こと)ちゃん。23年7月25日午前に認可外保育施設「託児所めぐみ」(休園中)に預けられたが、間もなくベッドでうつぶせのまま意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で亡くなった。
捜査関係者によると、託児所には代表の女性を含めて2人の保育士がいたが、代表は当時、国の指導監督基準に反して心都ちゃんを1人で保育していた疑いが持たれている。
代表は24年8月に毎日新聞の取材に応じ、「長年の経験もあり、1人で預かれるだろうと思っていた」と説明していた。【芝村侑美】
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