北海道旭川市で2024年4月、留萌市の女子高校生(当時17歳)が川に転落させられて殺害された事件で、殺人などの罪に問われた旭川市の無職女性(20)=事件当時19歳=の裁判員裁判が27日、旭川地裁(小笠原義泰裁判長)で始まった。冒頭で被告が「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めたため、量刑の判断が争点となる。
主導的役割を果たしたとされる旭川市の無職、内田梨瑚(りこ)被告(22)も殺人などの罪で起訴されているが、初公判は決まっておらず、公判は分離される。内田被告は3月3日の証人尋問に出廷する予定。否認しているとみられ、どのように発言をするのかが注目される。裁判は5日に結審し、7日に判決が言い渡される見通しだ。
起訴状によると、女性は4月18日夜から19日未明にかけ、内田被告らと共謀して女子高校生を車に乗せて監禁。全裸にして旭川市内の神居古潭(かむいこたん)にあるつり橋の欄干に座らせて、「落ちろ」「死ねや」などと言って転落させて殺害したとされる。【横田信行】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。