キングスコール、スプリングS2週前追い切り速報/栗東トレセンニュース

　札幌芝1800mの新馬戦をレコード勝ちしたキングスコール(栗東・矢作芳人厩舎)。その時の2着馬が萩Sを勝ち、阪神JFでも3着だったテリオスララ(美浦・田島俊明厩舎)ということもあり、復帰戦が注目されていたが、先日の報道でスプリングS(3月16日・中山芝1800m)への参戦が表明された。

　今朝27日はレースに向けた2週前追い切り。CWでの単走追い切りとなったが、栗東での追い切りは今回が初めて。これに加えて、休み明けということもあってか、馬場入りしても行きたがるということはなく、むしろ乗り手が促しながらスピードに乗せていく感じ。

　向正面に入っても同じような感じだったが、3コーナーあたりで自らスピードを上げていくようなところが見られた。ラップ的にはこの区間が最も遅い数字になっているが、ここから加速していく雰囲気は良かった。

　最後の直線に向くと、ある程度のスピードに乗ってフィニッシュ。時計は6F85.8〜5F71.2〜4F56.4〜3F40.6〜2F25.5〜1F12.6秒。正直、これで間に合うのかなという2週前追いだが、絶対的なスピード値の高い馬だし、来週以降の動きでその印象は一変するかも知れない。

(取材・文：井内利彰)