きのう岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災。いまも消火活動が続いています。そして、この火災で男性1人の遺体が発見されました。
きのう午後1時ごろ、大船渡市赤崎町の山林で火災が発生しました。岩手県によりますと、焼失面積は600ヘクタール以上で、住宅など建物の被害が84棟となっています。
そして、岩手県警によりますと、この火災で、市内の県道で倒れていた男性1人の遺体が発見されました。年齢や身元は分かっていません。
きょうの消火活動は、自衛隊などのヘリコプター8機が出動して空中から放水が行われています。消防や消防団による地上からの消火はきのうから夜通し行われていて、きょうはおよそ1200人が動員されています。
大船渡市三陸町綾里地区と赤崎町合足地域のあわせて873世帯、2114人への避難指示が継続中で、午前7時現在、7つの避難所に540人が避難しています。
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避難した住民は不安な夜を過ごしました。
「早く早く鎮火して欲しい。今はもうそれだけです。（欲しいのは）情報だと思います。自分のところがどうなっているのか。ここにいては分からないので」
岩手県の沿岸では乾燥注意報が継続中で、延焼を食い止めようと懸命の消火活動が続きます。
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