在職老齢年金制度の支給停止基準額の計算について「賞与額は1回150万円」の上限が適用されますか?

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2025年02月27日 18:31  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、在職老齢年金の計算に使用される「総報酬月額相当額の賞与額」ついてです。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、在職老齢年金の計算に使用される「総報酬月額相当額の賞与額」ついてです。

Q:在職老齢年金制度の支給停止基準額の50万円の計算について、総報酬月額相当額で「賞与額は1回150万円」の上限が適用されますか?

「在職老齢年金制度の支給停止基準額の50万円の計算についての質問です。総報酬月額相当額で賞与額は支給1回につき、150万円が上限が適用されますか」(匿名)

A:総報酬月額相当額で、賞与額は支給1回につき、150万円の上限が適用されます

厚生年金保険の適用事業所となる会社で、60歳以上70歳未満の人が、厚生年金の被保険者として(厚生年金に加入して)給与収入などを得ている場合、特別支給の老齢厚生年金や老齢厚生年金の報酬比例部分の月額と、総報酬月額相当額の合計が支給停止基準額(50万円/令和6年度)を超えると、超えた年金の一部または全額が支給停止となる場合があります。これを在職老齢年金制度といいます。

相談者の質問は、この在職老齢年金制度の計算で用いる総報酬月額相当額の標準賞与額についてだと思います。ご認識のとおり、支給1回につき、150万円の上限が適用されます。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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