「並の友」『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』(C)ツインエンジン『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』の脚本を担当した新八角が書き下ろした新作短編小説2篇が無料公開されることが分かった。
2006年に放送された「怪〜ayakashi〜」の一編「化猫」から派生し、翌年にテレビアニメシリーズとして放送されて以降、根強い人気を誇る「モノノ怪」。本作はその劇場版第二弾となる。大奥を舞台に、家柄同士の謀略と衝突に翻弄される女たちの心情、そして薬売りとモノノ怪の新たな闘いを描く。
この度、本作の脚本に加え、第一章・第二章の公式ノベライズ本の執筆も担当する新八角が書き下ろした新作短編小説「劇場版モノノ怪 -小噺-」が公式noteで2篇無料公開された。
第1篇は、時田三郎丸と嵯峨平基の2人が登場する「並の友」。「唐傘」の騒動後、薬売りを探す2人が織りなす居酒屋でのひと時を描く。
第2篇は、大奥の広敷番が登場する「七つ口の待ち人」。薬売りの力を目にした若手広敷番の浅沼と須藤。大奥を守るため鍛錬を積むべく、ベテラン広敷番の木村に指導を仰ぐ。そんな木村が口にする坂下の隠された過去とは...?
新八角は「映画では描ききれなかった、意外な一面がのぞけるかもしれません」とコメント。映画と小説を併せて楽しむことで、物語の深みをより感じることができるだろう。
《新八角コメント》
『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』を観る前に小噺を二つほど、お楽しみいただければ幸いです。
本編では華々しい奥女中たちの陰に隠れる「彼ら」の、『唐傘』と『火鼠』の合間の一幕。穏やかな日常に、ちらほらと見え隠れする「あの薬売り」の影響やいかに……。映画では描ききれなかった、意外な一面がのぞけるかもしれません。実は、知られざる「彼ら」の出番は本編ノベライズでも満載です。気になった方は、ぜひ映画、ノベライズ、小噺と、三つ併せてお楽しみください。
そして、いよいよ公開が迫る映画『火鼠』は、大奥と表、女と男の世界が交わり燃え上がる、情念たっぷりの作品となっています。炎の中で躍動する薬売りさんを、お楽しみに!
『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』は3月14日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)