女優広瀬すず(26)が27日、都内で、主演映画「ゆきてかへらぬ」(根岸吉太郎監督)の公開御礼舞台あいさつに登壇した。
大正から昭和初期を舞台に女優長谷川泰子、詩人中原中也、文芸評論家小林秀雄という実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた作品。公開から1週間がたった。泰子を演じた広瀬は「今までは元気だったり、何かを抱えた女の子(の役)が多かった。大正時代という初めての挑戦なのもあって、いろんな方から新鮮だったよ、泰子かっこよかったよって言ってもらえることが多くてうれしい」と反響を明かした。
この日はSNSのX(旧ツイッター)で一般募集した質問を、広瀬と木戸大聖(28)、根岸監督(74)が箱の中から引いて答えた。
劇中で泰子と中也がぶつかり合うシーンから、「今まで誰かと取っ組み合いのけんかをしたことはありますか? 」という質問に、広瀬は「きょうだいげんか」と回答。「勝ったことは1度もないんですけど。上に2人いるので、けちょんけちょんにされてました」と話し「中也と泰子みたいなけんかは嫌ですね。この作品で十分」と笑った。
また「人生を翻弄(ほんろう)された出会い」について聞かれると、「事務所の社長さんじゃないですかね」と答えた。姉の広瀬アリス(30)が先に芸能の仕事を始めたが「私は全く興味がなくて、やり始めたころは辞めたくて仕方なかった。バスケやりたい、もっと友達といたいって。でも結局いまだに続けていて、(社長の)言葉と人柄と、与えてくださったものが全部楽しくて、今(女優業が)人生みたいになっちゃってるのは想像してなかった」と話した。
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