画像提供:マイナビニュース能勢電鉄は27日、山下〜妙見口間の折返し専用列車として、7200系2両編成を2編成(7210編成、7211編成)導入すると発表した。2編成ともラッピングを施し、7210編成を「茜音(あかね)」、7211編成を「藍彩(あい)」の名称で運行するという。
同社の折返し専用列車としては初という7200系の導入により、滑らかな加減速や曲線・勾配区間での乗り心地の改善を図るとともに、車内空間の快適性向上、省エネルギー化による環境負荷削減をめざす。3月29日から妙見線で運行を開始する予定となっている。
7200系2編成のラッピングデザインは、「日常にイロドリを。」をテーマに、山下〜妙見口間の豊かな自然を「光・風・川」のコンセプトで表現。風景への調和を重んじながらも、新車両導入の新しい風を「金・銀・銅」と「茜色」「藍色」の色味を丁寧に用い、視覚的な彩りを楽しめる仕様とした。7210編成「茜音」は、朝日と夕焼けをイメージした茜色を基調としたカラーリングを採用。銅色の翼を描き、素朴な温かみと力を秘めた「優しくも力強い車両」をイメージした。7211編成「藍彩」は、妙見山の上に輝く北極星をイメージし、深く濃い青色の中に黄色のアクセントを配色。冷静さと優雅さを兼ね備えた車両のイメージとして、銀色の翼を描いた。
運行開始日の3月29日、妙見口駅でお披露目イベントを12〜15時に開催。7210編成と7211編成を連結した状態で、妙見口駅の1号線ホームに留置する。参加は無料だが、妙見口駅までの運賃は別途必要。オリジナルコンセプトリーフレットを配布するほか、車両側面の展覧スペースも設置する。クイズラリー、記念グッズの販売も行う予定としている。
4月5日に平野車庫で導入記念展示会も開催。9〜11時の第1部と、11時30分から13時30分までの第2部に分かれて行われ、各部50名限定の有料イベントとなる。参加費は1人9,900円。3月6日からオンラインチケット販売サイト「Livepocket」にて、先着順で申込みを受け付ける。この展示会では、2両編成の車両それぞれの展示に加え、連結状態での展示やヘッドマーク掲出有無での展示も行う予定。記念品としてミニチュアマグネットが付く。
7200系の導入を記念したグッズも発売される。妙見口駅でのお披露目イベントや平野車庫での展示会で販売を予定しており、ラッピングデザインをモチーフにしたキーホルダーやマグネット、車内掲出記念プレートなどがラインナップされる。キーホルダー2種は各900円、マグネット2枚セット2種は各800円、車内掲出記念プレート2枚セットは2,000円。その他のイベントやオンラインショップでの販売については、決まり次第、公式サイトで案内される。(佐々木康弘)