年金は年間95万円ほどで、アルバイト年収60万円ほどあります。確定申告は必要ですか?

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2025年02月27日 21:21  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は「確定申告」について、編集部が設定したケースに専門家が回答します。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は「確定申告」について、編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:年間95万円の年金をもらいながら、年収60万円のアルバイトをしていますが、確定申告は必要?

●編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。

「年金は年間95万円ほどで、アルバイト年収60万円ほどあります。確定申告は必要ですか?」

A:確定申告不要制度が適用される年収であれば、確定申告は不要です

老齢年金をもらいながら、アルバイト収入がある場合は、原則、確定申告する必要があります。年金収入は雑所得として、アルバイト年収は給与所得として、それぞれ課税対象になるからです。

ですが、年金には「確定申告不要制度」というものがあり、公的年金等の合計額が400万円以下、アルバイトなどの所得が年間20万円以下の場合は、確定申告は必要ありません。

年額60万円のアルバイトをした場合は、給与所得額は5万円となります(年額60万円のアルバイト代−給与所得控除55万円=所得5万円となるため)。

したがって、年間95万円ほど(400万円以下)の年金をもらって、アルバイト年収が60万円であれば、確定申告の必要はありません。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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