初めてレアル・マドリードの腕章を巻いたヴィニシウス「夢が叶った。これからもずっと…」

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2025年02月27日 22:07  サッカーキング

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ソシエダ戦でキャプテンマークを巻いたヴィニシウス [写真]=Getty Images
 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝ファーストレグが26日に行われ、レアル・マドリードは敵地でレアル・ソシエダに1−0と勝利した。同試合の前半、キャプテンマークを巻いてピッチに立ったブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの声を、スペインメディア『マルカ』が伝えた。

 今季のコパ・デル・レイにおいて唯一のホーム&アウェイ開催となる準決勝。ファーストレグはレアル・ソシエダの本拠地『レアレ・アレーナ』にて開催され、日本代表MF久保建英もフル出場した。そんな試合は前半の19分、レアル・マドリードが自陣でボールを奪ったところからカウンターへ転じ、イングランド代表MFジュード・ベリンガムからのロングフィードで、背後へ抜け出したブラジル代表FWエンドリッキがゴールを奪う。守ってはウクライナ代表GKアンドリー・ルニンが中心となってレアル・ソシエダ攻撃陣にゴールを許さず、1−0でタイムアップ。レアル・マドリードが敵地で先勝していた。

 同試合、ヴィニシウスはキャプテンマークを巻いて先発出場。レアル・マドリードのキャプテンは在籍年数によって決まっており、今季はクロアチア代表MFルカ・モドリッチが腕章を託されているが、背番号10は同試合をベンチからスタート。スペイン代表DFダニエル・カルバハルは負傷の影響で長期離脱しており、同DFルーカス・バスケスもベンチスタートで、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデはメンバー外。このような状況で、スタートからピッチに立つ11名の中で在籍年数の最も長い選手はヴィニシウスとなっていた。

 ハーフタイム明けにはスペイン人DFラウール・アセンシオに代わってバスケスが投入されたことで、ヴィニシウスはキャプテンマークを“返還”。それでも、試合後には“カピタン”としてインタビューに応じ、「本当に特別な瞬間だった。このクラブで長い時間を過ごしてきたが、24歳でキャプテンとしてピッチに立つことができた。僕にとっても、家族にとっても、本当に誇らしいことだよ」と喜びの言葉を明かす。「ここまで来るのは本当に長い道のりだったが、夢のクラブに辿り着き、夢が叶った時間の一つを経験できた。これからもずっと、このように歩みを続けられたらと願っている」と笑顔で語った。

 また、「世界最大のクラブのキャプテンとして、カップ戦の準決勝に出場できて、言葉では表現し難いほどの喜びを感じた。正直、夢で想像することすら難しいような瞬間だ」と率直に言葉を紡いだヴィニシウス。「次の試合で(レアル・マドリードの公式戦通算)300試合出場に到達するが、この先も400試合、500試合と記録を作っていきたい。このクラブで歴史を作りたいんだ」と、クラブ愛を包み隠さずに口にした。

 チームが見せたパフォーマンスについては「この勝利はとても重要で、良いプレーが見せられたと思う。監督の指示通りに守備を固め、エンドリッキが素晴らしいゴールを決めてくれたね」とコメント。今後に向けて「今シーズンはベストの状態を見せられているし、これからも良い試合、自分たちが好きな、より重要な試合が続く。できるだけ多くのタイトルを獲得してシーズンを終えたい」と意気込んだ。

 この後、レアル・マドリードは3月1日にラ・リーガ第26節でベティスとのアウェイゲームが控えており、続く4日にはチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16ファーストレグでアトレティコ・マドリードをホームに迎える。


【ハイライト動画】ベリンガム→エンドリッキの見事なカウンターで決勝弾!


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