レアル・マドリードに痛手…存在感を増していたセバージョスが負傷、筋肉系トラブルで2カ月離脱へ

0

2025年02月28日 02:09  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

負傷時には涙も流したセバージョス [写真]=Getty Images
 レアル・マドリードは27日、同クラブに所属するスペイン人MFダニ・セバージョスに関するメディカルレポートを報告した。

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝ファーストレグが26日に行われ、レアル・マドリードはレアル・ソシエダと対戦。唯一のホーム&アウェイ開催となる準決勝において、ファーストレグはレアル・ソシエダの本拠地『レアレ・アレーナ』にて開催され、日本代表MF久保建英もフル出場した。そんな試合は19分、イングランド代表MFジュード・ベリンガムからのロングフィードで背後へ抜け出したブラジル代表FWエンドリッキが奪ったゴールが決勝弾となり、1−0でレアル・マドリードが勝利。2シーズンぶりのファイナル進出へ王手をかけた。

 セバージョスは同試合に先発出場を果たしたものの、1点リードで迎えた後半アディショナルタイム、久保からボールを奪おうとしたシーンで左足を痛めて倒れ込む。最終的にプレー続行は不可能となり、レアル・マドリードは残るおよそ2分間を10人で戦い抜いていた。

 同試合の翌日、レアル・マドリードはセバージョスのメディカルレポートを発表。クラブの医療部門による検査の結果、左足の腱を伴う半膜様筋損傷と診断された。クラブから具体的な離脱期間等は明かされていないものの、『アス』や『マルカ』など複数の現地メディアは、2カ月程度の離脱となると伝えている。

 このケガを受けて、セバージョスは自身の公式Instagram(@danifuli10)を更新。次のように胸の内を明かしている。

「シーズンのこの重要な時期にチームを助けることができないのはとても悲しい。そして、自分自身も最高の時間を過ごせていると感じていたのに、その歩みを止めなければならないのも、本当に残念な気分だ」

「でも、フットボールとはそのようなものでもある。簡単なものではないし、決して公平なものでもない。だからこそ、僕は力強さ、戦う意欲、そしてさらに強くなって戻ってくるという確信を持って、この試練に立ち向かう」

「まだ終わったわけじゃない。僕は最悪な状態から抜け出し、過去最高の姿になる。みなさんに感謝しています。みなさんが想像するよりも、早くに会える日を願って。アラ・マドリー!」

 現在28歳のセバージョスは2017年夏にベティスからレアル・マドリードへ完全移籍加入すると、アーセナルへの2年間にわたるレンタル移籍を経て、2021−22シーズンより再びレアル・マドリードでプレーしている。直近の数シーズンはケガに悩まされることも少なくなく、中盤のバックアッパーとしての立ち位置が続いた。今季も序盤戦は出場時間が限定的だったが、直近は不動の立ち位置を確立しており、ここまで公式戦通算30試合に出場。カルロ・アンチェロッティ監督から厚い信頼を勝ち得ていただけに、悔しいケガとなってしまった。

 ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、そしてチャンピオンズリーグ(CL)でもタイトルを狙えるレアル・マドリードは、今後も過密日程が続くが、チームにとってもセバージョスの離脱は痛手となりそうだ。


【ハイライト動画】ベリンガム→エンドリッキの見事なカウンターで決勝弾!


    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定