リーベルでパワーアップしたエチェベリがマンC到着 [写真]=Getty Images マンチェスター・シティは27日、リーベル・プレートからの加入移籍加入が決まっていたU−20アルゼンチン代表MFクラウディオ・エチェベリについて、同日付けでチームに合流したことを発表した。
エチェベリに関しては昨年1月、リーベル・プレートからマンチェスター・シティへの完全移籍加入が発表され、2028年6月30日までの契約を締結。2024年終了時まではレンタル移籍という形でリーベル・プレートに残り、今年1月にトップチームに合流予定となっていた。
しかし、今年1月にU−20南米選手権の戦いを控えていたこともあり、当初の予定より後ろ倒しでマンチェスター・シティに合流。背番号は、母国の“先輩”でもある同代表DFニコラス・オタメンディ(現:ベンフィカ)がかつて背負った「30」に決まった。
エチェベリはクラブを通してコメントを発表。次のような言葉で、晴れてマンチェスター・シティの一員となった高揚感と、新天地での意気込みを明かした。
「ここ、マンチェスターに到着したこの気持ちを、どのように言葉にしたらいいだろう。ついにマンチェスター・シティの選手と名乗ることができる」
「フットボールは僕の人生そのものであり、僕の夢はヨーロッパのベストチームで活躍することだった。今日、僕はその夢に近づいた。マンチェスター・シティは世界最高のチームだ。勝ち獲ったトロフィーの数だけでなく、美しいフットボールを見せてもいる。まるでお手本のように、どのようにプレーするのがベストなのかを人々に示している」
「このチームとシティの文化の一部になること、そしてそれを自分のプレーを発展させるための基盤にすることを、非常に楽しみにしている。家族も僕も、ここにいることをとても誇りに思っている。今は、自分がこのチームの一員になれるだけの実力があることを監督やスタッフに示すため、トレーニングに全力で取り組むことに集中しているよ」
また、マンチェスター・シティのフットボール・ディレクターを務めるチキ・ベギリスタイン氏も、次のような言葉でエチェベリに期待を寄せている。
「クラウディオは、近年の南米出身選手のなかでも、最も素晴らしい才能を持つ一人だ。彼のプレーを見てすぐに、マンチェスター・シティの選手になってほしいと思った。 彼のボールタッチ、テクニック、ゴールを狙う目、ドリブル能力など、生まれ持った要素はすべてある。今の我々の仕事は、その特性を生かし、クラウディオをワールドクラスの選手に育てることだ。」
「我々は、彼が最高の選手になるために必要なすべてを提供する。彼がハードワークし、ペップの言うことを聞き、全力を尽くせば、トッププレーヤーになれない理由はない」
エチェベリは2006年1月2日生まれの現在19歳。中盤の攻撃的なポジション、いわゆるトップ下を主戦場とする選手だ。リーベル・プレートのアカデミー出身で、2023年6月、かつてマンチェスター・シティでも活躍したマルティン・デミチェリス前監督(現:モンテレイ)に抜擢され、17歳でトップチームデビューを飾る。同年はスーペルリーガ・アルヘンティーナ(アルゼンチン1部リーグ)優勝も経験し、2024年に入ると不動の主力として活躍。マルセロ・ガジャルド監督の復帰以降も存在感は増すばかりで、公式戦通算48試合出場4ゴール8アシストを記録していた。
また、各年代別のアルゼンチン代表にも招集されており、本来は“ロス五輪世代”ながら、昨年夏には飛び級でパリオリンピック2024を戦うU−23アルゼンチン代表メンバー入り。本大会では“切り札”として3試合に途中出場し、1ゴールを挙げた。また、前述のU−20南米選手権では同アルゼンチン代表のキャプテンを務め、全9試合に出場して6ゴールを記録。チームは惜しくも準優勝で大会を終えていた。
【動画】エチェベリがマンチェスターに到着!
First day in sky blue 🎬🩵 pic.twitter.com/jxokzWDk0T— Manchester City (@ManCity) February 27, 2025