フジ・メディア・ホールディングス(HD)金光修社長(70)が27日、定例取締役会後に都内の同局で会見を開き、日枝久取締役相談役(87)が先週末、都内の自宅で転倒し、腰椎圧迫骨折で入院中であると明かした。
日枝氏がこの日の取締役会を欠席したことを報告し、事情を説明。「入院している状況だが、電話でコミュニケーションはとれている」とした。現在の病状について「詳細は把握していない」とし、退院予定に関する質問には「分からない」と答えた。
また、日枝氏が経営諮問委員会の委員を27日付で辞任したことも発表された。金光社長は「日枝に私が辞任をうながしたら了承したということ。二つ返事だった」と語った。辞任をうながした背景について、先月、嘉納修治前会長が代表取締役を辞任したことで「空席になっていた」というタイミングを挙げ、「役員の平均年齢を下げてよりよい体制に」とした。後任として、金光社長と、フジテレビ清水賢治社長が委員に新任したことも発表した。
日枝氏の取締役相談役に変更はなく、「日枝は取締役相談役ですから、何らかの案件があった時に相談する相手ということ」と話した。
金光社長に続いて会見したフジテレビ清水賢治社長は、この日の取締役会について「(日枝氏の)進退に関する議論はありません」。日枝氏と話をしたかとの質問には「私は話しておりません」とした。
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