韓国では今「お茶」カフェが大人気!予約が取れないお店も続出中【ハングクTIMES Vol.194】

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2025年02月28日 16:00  ORICON NEWS

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韓国では今「お茶」カフェが大人気!予約が取れないお店も続出中(撮影:二俣愛子)
こんにちは、韓国在住の編集ライターで撮影コーディネーターの二俣愛子です。

【写真】無機質カフェでいただく“季節のかき氷”

韓国といえばコーヒー党が多いことで知られ、おしゃれなカフェが日々誕生していますが、最近ではヘルシー・健康ブームも相まって「お茶」にフォーカスを当てたステキなカフェと「ティーおまかせ」なるものが話題を集めています。中には予約がなかなか取れないお店も登場しているほどです。

そこで今回は、韓国で体験できる「おまかせ」スタイルのティールームをはじめ、より気軽に韓国茶に触れられるお店を合わせてご紹介したいと思います。

■伝統を現代的に解釈したティーセレモニーと韓国の歴史にも触れる「OMOT」

韓国で今一番ホットなプレイスとして話題に事欠かない聖水(ソンス)に誕生した「OMOT(オムオトゥ)」は、韓国のニッチなオリジナル茶と、伝統的なお茶菓子をコースでいただく「ティーセレモニー」なるものが楽しめるお店です。

韓国各地で生産されたお茶でOMOTのシグネチャーの珍しいお茶と、それに添えられるタグァと呼ばれるお茶菓子が添えられます。

コースはペンジュ(亭主)という韓国の茶道家によって進行されますが、韓国の歴史などにも触れられるストーリーとともにお茶とお茶菓子を楽しむという経験は、きっと特別なものになるはずです。

また、店内は都会の喧騒を忘れさせてくれる神秘的な空間が広がっていて、いつもの日常に変化を加えたいという方にぜひ訪れてみていただきたいカフェです。

コースは完全予約制で3万5000ウォンですが、ここは1杯からも気軽にお茶を楽しむことができます。

▼店舗情報
「OMOT」
住所:ソウル特別市城東区ソウルスプギル12 地下1階
営業時間:月水木金正午〜午後8時30分/土日正午〜午後9時30分(火曜定休)
※予約はInstagramのDMより可能

■cha chai the

ファッションの街として知られる漢南エリア内にあり、ブランドショップやカフェなどが立ち並ぶメイン通りから少し奥に入った小道を上がっていったところにあるのが、2024年にオープンしたばかりの「cha chai the(チャチャイテ)」です。

お店の奥に配置された隠れ家のような席は、カウンターのみの6席。ここで提供されるのは、前茶・中茶・後茶と3つのお茶と、それに合う伝統的なお茶菓子が提供されるティーコース。韓国・中国から厳選されたお茶は、どれも感動するくらい美味しく、体に染み渡ります。

また、見逃せないのが単品でオーダーできる季節のパフェ。コースを予約して、当日パフェを追加でオーダーするというお客様が多いのだそう。

提供されるお茶やお茶菓子は、入口左側のショーケースに並んでおり購入が可能です。パッケージも素敵なので、お土産にも喜ばれること間違いなしです!

▼店舗情報
「cha chai the」
住所:ソウル特別市 龍山区 梨泰院路54キル 74 2階
営業時間:午前11時〜午後7時(日曜・月曜定休)
※完全予約制。予約はアプリ「catchtable」「catchtable global」から可能

■コン・ユ似の若き店主が手がける伝統茶と伝統菓子の店「1994SEOUL」

もともとご両親がお餅屋を営んでいたことから、幼いころから韓国の伝統菓子に親しんできた店主。

薬菓を代表する韓国の伝統的なお茶菓子は、かつて宮廷の限れた人しか味わえない貴重なものでしたが、現代では祖父母が食べるお菓子という、過去の権威がどこか置き去りにされている印象。

その価値を再認識してほしいという想いから、伝統茶とともに味わえるお茶菓子と、それを堪能できるような特別な空間が作りたかったと誕生したのが「1994SEOUL」です。

センスあふれる扉を開けて案内されるのは、3階にある静謐(せいひつ)なティールーム。コン・ユ似のイケメン店主が入れてくれるお茶のお手前を拝見しながら、古の韓国ではどのようにして親しまれていたものなのかについて教授してもらえます。お品書きにも日本語でその内容が記載されているので安心して楽しめます。

どのタグァ(お菓子)にも個性がありとても美味しくひとつひとつを大切に味わいたくなります。シグネチャーのチャプサル(もち米)薬菓も絶品でしたが、個人的にはケソンジュアクと呼ばれる、もち米粉にマッコリを入れた生地を揚げた伝統的な餅菓子がもう本当に美味しくてハマってしまいました。かみしめたとたんにジュワッとあふれる甘さと、ほんのりと香るショウガの風味。ふんわりとした柔らかな食感と相まって、最高です!

コースで提供されるもののうち、薬菓4種とケソンジュアクを含めた餅菓子2種は、店舗ではもちろんのこと、ザ・現代百貨店ソウル地下1Fと、ロッテ百貨店本店地下1F(こちらは先日オープンしたばかり)のテイクアウト専門店でも購入可能です。私はよく手土産にも購入していますが、「美味しい」ととても喜ばれます。

▼店舗情報
「1994SEOUL」
住所:ソウル特別市 麻浦区 成美山路23アンギル20-12
営業時間:正午〜午後7時(火曜定休)
※完全予約制。予約はInstatgramのプロフィールリンク→「TEA COURSE RESERVATION」から可能

■季節のかき氷と一緒にお茶を楽しむ「ミミョ」

ここはオープンしてすぐに話題を集め、今なお人気を博しているお店なのですが、実はかき氷屋さんなんです。ここで提供される、季節のかき氷によく合うお茶は、とても個性的で興味深いものばかり。ティーコースのように堅苦しくなく、より気軽にお茶の魅力を再発見できるお店ではないかなと思い、ピックアップしてみました。

冬の季節には、イチゴヨーグルトかき氷が登場しています。それに合わせるのは、紅茶の香ばしい風味とウーロン茶のまろやかな味わいが楽しめる紅ウーロン茶。

冷たい季節のかき氷と、温かい厳選茶のペアリングは、それぞれの魅力を引き立て合っているようでそれぞれがメインにもなりえる存在だなと感じます。

店内は、大きなテーブルがひとつだけ。全員がその卓を囲んで同じメニューを食すという不思議な光景も唯一無二です。

▼店舗情報
「mimyo」
住所:ソウル特別市 西大門区 延喜路11キル 41
営業時間:午後1時〜午後7時(火曜・水曜定休)

■韓国でお茶を楽しむという新鮮な体験を

韓国現地でも人気を博しているティーおまかせ。いかがでしたでしょうか?韓国でお茶の魅力に触れてみるのも、きっと新鮮な旅の思い出になるのではないかと思います。ぜひ試してみてください!

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