直近12戦11敗と絶不調も…レスターのファン・ニステルローイ監督「我々の戦いはまだ終わっていない」

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2025年02月28日 21:20  サッカーキング

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レスターを率いるファン・ニステルローイ監督 [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第27節が27日に行われ、レスターはウェストハムに0−2で敗れた。試合後、レスターを率いるルート・ファン・ニステルローイ監督が、試合を振り返るとともに、自身の未来についても語った。

 試合前の時点でプレミアリーグ3連敗、公式戦4連敗中だったレスターは、同試合も21分にMFチェコ代表MFトマーシュ・ソウチェクに先制点を奪われると、43分にもオウンゴールで追加点を献上。試合はこのまま0−2でタイムアップを迎え、レスターは直近のプレミアリーグ12試合で11敗目を喫した。

 第27節終了時点での順位は19位で、残留圏内の17位ウルヴァーハンプトンとは勝ち点が「5」離れている。加えて、プレミアリーグではここからチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、ニューカッスル、ブライトン、リヴァプールと難敵との対戦が続き、残留へ向けて苦しい状況に立たされている。

 このような状況のなか、ウェストハム戦の試合後会見では、「次のチェルシー戦でも指揮を執るつもりですか?」といった類の質問が飛んだ。これに対して、ファン・ニステルローイ監督は「何を聞き出したいんだい?」と前置きしつつ、「私はこのまま働き続け、チームを前進させるために最大限の努力を尽くすよ」と返答。レスターの状況を好転させるため、今後も変わらずに指揮を執ることを明言した。

 また、ファン・ニステルローイ監督は「前半と後半で差がありすぎた。前半はずっと、敵陣でプレッシャーをかけるのではなく、後ろに下がってしまった」との言葉で試合を振り返ると、その理由を「直近の我々はあまり結果を残せていないし、今の順位はボトムスリーだ。相手をリスペクトしすぎて受け身になりすぎたし、守備組織を固めすぎた。その結果、相手にまったくプレスをかからず、バックラインも中盤のラインも深い位置で構えることになってしまった」と説明。心理的な面に要因があることを指摘した。

 一方で、後半については「全く違う試合になった」と一定の手応えを得たことを明かしつつ、「前半の2失点が重くのしかかった」とコメント。「ハーフタイムに戦術的に決定的な変更を施したわけではない。変わったのは選手たちのインテンシティーだ。フォワードがプレッシャーをかけて、より高い位置でバックラインとミッドフィルダーが続く。それが文字通り、前向きにプレーする方法だし、選手たちもそれを見せてくれた」と語った。

「受け身になり、相手がゴールを取らないことを祈るような姿勢では、自滅してしまう。我々が許した簡単なゴールは、その一部だ」と悔やんだファン・ニステルローイ監督。「今日は90分間のうち半分しか戦えなかったが、それでは不十分だということだ」と述べ、「我々の戦いはまだ終わっていない。数字上ではまだまだ目標に手が届く。できる限り戦い続けるつもりだ」と今後を見据えた。




【ハイライト動画】レスターはウェストハムに完敗


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