アントニー「リヴァプールと契約を結ぶ寸前だった」 移籍を阻んだのは現在絶好調の“エース”

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2025年03月01日 01:23  サッカーキング

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現在はベティスで充実の時を過ごすアントニー [写真]=Icon Sport via Getty Images
 ベティスに所属するブラジル代表FWアントニーが、過去にリヴァプール移籍へ近づいていたことを明かした。中東メディア『Koora』におけるインタビューをスペインメディア『マルカ』が引用し、同選手のコメントを伝えている。

 現在25歳のアントニーは母国のサンパウロでプロデビューを飾り、2020年夏にアヤックスへ加入。アヤックスでは2年間で公式戦通算82試合出場24ゴール22アシストを記録するなど活躍し、2022年夏には総額1億ユーロ(当時のレートで約139億円)もの移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍を果たした。

 だが、マンチェスター・ユナイテッドでは安定したパフォーマンスを見せられず、今年1月にはベティスへのレンタル移籍を決断。ベティスでは公式戦6試合の出場ながら3ゴール2アシストと結果を残しており、“復活”の気配を漂わせるパフォーマンスを見せている。

 そんなアントニーは、マンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍した2022年夏、当初は別のクラブへの移籍成立に迫っていたという。「リヴァプールと契約を結ぶ寸前だったことは事実だよ。ただし、そこで異なる選択をしていたとて、未来がどうなっていたかは誰にもわからないよね」と明かしたアントニーは、「結局、マンチェスター・ユナイテッドに移籍したんだけど、そこには多くの素晴らしい瞬間があったし、僕自身は良い選択だったと胸を張っている」と話した。

 アントニーの移籍を阻んだのは、現在もリヴァプールで圧巻のパフォーマンスを見せ続けるエジプト代表FWモハメド・サラーの存在だったようだ。2022年夏、サラーは当時の契約が翌年夏で満了を迎える予定となっていた。当時のユルゲン・クロップ前監督の後押しもあり、リヴァプールは“後釜”としてアントニーの獲得へ動いていた。しかし、サラーが同年7月に2025年夏までの新契約にサインしたことを受けて、状況は一変。結果として、アントニーのリヴァプール行きは実現していなかった。

 そんなサラーについて、アントニーは「信じられないような選手で、長い間にわたって、並外れたパフォーマンスを見せ続けている。並外れたフットボーラーだよ」との言葉で称賛。「彼が現時点で世界最高かどうかは、僕にはわからない。けれども、最高の選手のうちの1人であることに間違いはないし、バロンドールの筆頭候補と言ってもいいんじゃないかな」と賛辞を送った。


【ハイライト動画】アントニーが公式戦3戦連発!


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