<フィギュアスケート:世界ジュニア選手権>◇2月28日(日本時間3月1日)◇ハンガリー・デブレツェン◇男子フリー
16歳の中田璃士(りお、TOKIOインカラミ)が自己ベストの合計248・99点で初優勝した。
ショートプログラム(SP)2位で迎えたフリーで逆転。同種目の日本勢の優勝は、23年大会の三浦佳生(かお)以来7人目となった。初出場だった前回大会は2位となり、1・44点差で優勝を逃したが、2度目の大舞台で成長を示した。
冒頭の4回転トーループは着氷が乱れたが、続く4回転−3回転の連続トーループは成功。トリプルアクセル(3回転半)−オイラー−3回転サルコーの連続ジャンプも決めた。
フリーの「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、全日本選手権4度出場の実績がある父・誠人コーチが現役時代に使用していた曲。そのプログラムを力いっぱいに滑り切ると、演技後はリンクにうつぶせで倒れ込んだ。1月下旬の全国高校選手権(インターハイ)で予告した通りのフィニッシュで喜びを表現した。
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中田は年齢制限により、26年ミラノ・コルティナ五輪の出場資格を持たないが、今季は国内外の大会で活躍。昨年末の全日本選手権ではジュニアながら2位に入った。
中村俊介(木下アカデミー)は合計225・69点で6位、高橋星名(木下アカデミー)は合計216・45で9位だった。
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