写真手軽に作れるため、自宅での仕事中にはよくドリップコーヒーや粉末飲料を愛飲している筆者。しかし、作業に集中しているとつい飲むことを忘れてしまい、全て飲み切る前にいつも冷めてしまいます。
そこでマグカップ型の保温・保冷カップを探していたところ、ちょうど無印良品から新商品「目盛り付き 保温保冷 蓋付きマグカップ」が出ていました。なんと筆者が常日頃から「マグカップにあったらいいのになぁ……」と思っていた機能もついていたため、迷うことなく購入。
「保温力があまりない」という口コミも見かけて不安だったのですが、結果的に筆者は大満足! 一般的なマグカップとの冷める早さの違いも検証してみました。
◆真空断熱二重構造のステンレス製、アイスもホットも快適に飲める
無印良品「目盛り付き 保温保冷 蓋付きマグカップ」は、無印らしいシンプルなデザイン。ブラックとグレーベージュ、シルバーの3色展開で、どのカラーも素敵ですが筆者はブラックを選びました。容量は250ml(税込1,790円)と、400ml(税込1,990円)の2タイプがあります。
本体は真空断熱二重構造のステンレス製で、冷たい飲料を入れても結露が起きにくく、温かいものを入れても外側が熱くなりにくくなっています。
筆者が購入した250mlは保温効力が61℃以上(1時間)、38℃以上(3時間)、保冷効力は8℃以下(1時間)、12℃以下(3時間)と記載されていました。
◆“付属の蓋”と“目盛り”のおかげで便利さアップ!
付属の蓋が、飲み物の保温・保冷性をアップするのに一役買ってくれます。飲み口にはスライド式のシリコーンカバー付き。飲む時だけ開けるようにすればホコリなどの侵入も防いでくれます。
蓋はパッキンでしっかりと本体にはまるようになっていて安心感があります。
そして本体の内側には目盛りが……!
筆者は粉末飲料を飲む時にはきっちりお湯の量を測りたいタイプで、毎回計量カップを使っていたのでこれはかなり嬉しい……。粉末スープやインスタント味噌汁を飲む時にも重宝しそうです。
◆気になる保温性は? いつものマグカップと比較検証してみた
保温保冷マグなので、もっとも気になるのがやはり保温性。そこで普段使っているマグカップと無印良品の保温保冷マグカップに同じ粉末飲料を同時に注ぎ、それぞれの冷め具合をチェックしてみることに。
無印のカップは蓋をして、飲む時以外は飲み口もシリコーンカバーで覆って検証しました。
「注いでから10分経過」
・普段のマグカップ:十分温かいけれど、フーフーしなくてもそのまま飲めるくらいの温度。
・無印の保温保冷カップ:注いだ時のままの温度といった感じで、熱すぎて少量ずつでないと飲めない。シリコーンのカバー部分は熱くなるので、注いでしばらくはそこに唇が触れないよう注意が必要。
「注いでから20分経過」
・普段のマグカップ:温かさは若干残っているものの、熱くはない。
・無印の保温保冷カップ:まだ火傷するほど熱い。ゆっくり少しずつ飲まないと舌&唇を負傷するレベル。
◆注いでから冷め始めるまで、約40分
「注いでから30分経過」
・普段のマグカップ:冷たくはないが、ぬるい。
・無印の保温保冷カップ:まだ十分熱い。そんなに温度が下がってきた感じもしない。
「注いでから40分経過」
・普段のマグカップ:完全に常温。
・無印の保温保冷カップ:ここでようやく、注いでから10分後の普段のマグカップの飲料と同じくらいの温度に。
保温保冷マグカップのほうは、温かさを維持した状態のまま最後までドリンクを飲み切ることができて満足! もちろん中身が少なくなるほど冷めていくのも早くなってしまいますが、普通のマグカップと比べると保温力は段違い。蓋を付けて使用することで十分な保温性を感じられました。
◆蓋のお手入れも簡単で、いつでも清潔を保てる!
本体・蓋ともに食洗機の使用はできませんが、カップは丸みのある洗いやすい形状で、蓋もスライド蓋やパッキンなどのパーツを全て取り外して洗うことができて衛生的。スライド蓋が固い素材のものだと細かい部分まで洗うのが大変ですが、柔らかくしなるシリコーン素材&シンプルな形のため洗いやすく助かります。
時間をかけてゆっくりとドリンクを飲むことが多い仕事中は特に、もう365日この保温マグカップしか使えなくなりそう。
保温保冷仕様、中身の見える透明な蓋、そして即席スープや子どもたちのココアなどを作る時にも便利な目盛り付きと、嬉しい機能だらけの「目盛り付き 保温保冷 蓋付きマグカップ」。家族も使うことを考えて、すでに色違いで何個も揃えたくなっています。
<写真・文/鈴木美奈子>
【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。