[写真]=Getty Images 2025明治安田J1リーグ第4節が1日に行われ、鹿島アントラーズとFC東京が対戦した。
鹿島アントラーズは鬼木達新監督の下で、ここまで2勝1敗とまずまずのスタートに。注目はFW鈴木優磨とFWレオ・セアラで、全6得点のうち4得点をマークしており、“J最恐クラス”との呼び声もある2トップの出来が勝負の鍵を握るだろう。
対するFC東京も、ここまで2勝1敗。ミッドウィークに行われた前節では名古屋グランパスと対戦すると、FW山下敬大やFW佐藤恵允らのゴールで3−1と完勝し、昨シーズンにわずか3勝しかできなかった本拠地『味の素スタジアム』で早くも1勝目をマーク。また、松橋力蔵新監督にとっては、ルヴァンカップ決勝戦のリベンジにも成功しており、良い状態で敵地に乗り込んできた。
スコアレスで折り返した前半は、両者が惜しい形を作ることに。鹿島は、7分にMF松村優太がカットインからの右足で強烈なシュートを放った他、終了間際には右サイドの崩しから、最後はDF植田直通が流し込もうとしたものの、どちらも相手GK野澤大志ブランドンの好守に阻まれた。FC東京も、24分に右サイドを破ったMF俵積田晃太が、ファーサイドに走り込んできたDF長友佑都にラストパスを送ると、これに対して38歳の日本代表戦士が右足を振り抜くも相手DFのブロックに遭う。さらに34分、FW仲川輝人がエリア手前からコントロールシュートを放ったが、今度はバーに嫌われた。
迎えた後半、立ち上がりの主導権を握ったのはFC東京。とくに55分、FWマルセロ・ヒアンがプレスで相手GKのミスを誘発。こぼれ球を拾った俵積田は、無人のゴールを目掛けてシュートしたものの、これを外してしまう。
すると67分、耐えていた鹿島はMF小池龍太のクロスから、植田の打点の高いヘディングでゴールネットを揺らした。が、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入した結果、オフサイドとなった。
それでも鹿島は71分、鈴木が相手DF森重真人に倒されてPKを獲得。これをレジェンドの意思を継いだ“40番”が自ら決めて、今度こそ先制に成功した。
その後、83分にFC東京のMF北原槙が15歳7カ月22日でJ1最年少出場記録を更新することに。一方で、後半アディショナルタイムには鹿島がセットプレーからFW師岡柊生のゴールで、勝負を決定づける2点目を挙げた。
試合はこのまま2−0でタイムアップ。鹿島がリーグ戦&ホーム3連勝を飾るとともに、リーグタイ記録となるホーム25試合無敗も達成している。
なお次節、鹿島は柏レイソルと、対するFC東京は湘南ベルマーレと対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2−0 FC東京
【得点者】
1−0 74分 鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
2−0 90+1分 師岡柊生(鹿島アントラーズ)