ネット上の差別と闘う=部落解放同盟が全国大会―神戸

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2025年03月01日 20:01  時事通信社

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時事通信社

 部落解放同盟の第82回全国大会が1日、神戸市内で開かれ、インターネット上にあふれる差別的な書き込みを問題視し、「人権の法制度確立に向け、今後も奮闘することを誓う」などとする宣言が採択された。大会には全国から約300人が集まった。

 宣言では、同和地区の地名リストのウェブサイト掲載について、人格権侵害を認めて削除を命じる判決が昨年12月に確定したことを受け、「差別と闘う全ての人にとって画期的成果だ」と評価。SNS事業者に誹謗(ひぼう)中傷の書き込みなどへの対策強化を求める「情報流通プラットフォーム対処法」の施行に期待感を示した。

 西島藤彦中央執行委員長は記者会見で「与野党が伯仲した今こそ、差別や人権侵害を受けた人を救済する法整備を実現したい」と話した。狭山事件の再審請求が佳境を迎えているとして、再審法の整備も求めていくとした。 

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