青学大の原晋監督(57)が、2日の東京マラソンに挑む太田蒼生(4年)へエールを送った。
1日、東京・武蔵野陸上競技場で陸上教室「レッツ青トレ! ランニング教室with青学駅伝部」に参加。明日に迫る本番へ「2月の退寮式でチームから離れて、今はGMOインターネットグループでプロランナーとしてやっているので、状況は把握していない」としつつ、「それでも彼は魔法がかかった走りをすると思う。ぜひ先頭争いに絡んで、結果はどうであれ、次の五輪に向けてのスタートの1つにしてほしい」と願った。
太田は箱根駅伝に4年連続で出場。今年は4区で区間賞を獲得し、2年連続8度目の総合優勝に貢献した。初マラソンとなる東京マラソンでは、昨夏のパリオリンピック(五輪)6位の赤崎暁(九電工)や日本歴代2位の自己記録を保持する池田耀平(花王)ら実力者との争いとなるが「世界ナンバーワンの選手と戦って実力差を感じることもあるかもしれないが、必ず彼の成長の礎の1歩となる。せこいレースはしてほしくない。失敗してもいいからどんどん思い切ったレースをしてほしい」と力を込めた。
さらに優勝したあかつきには、世界旅行へ連れて行くと豪語。「そんなにうまくいくものではないけれど、優勝したら世界一周でも、二周でも、三周でもご褒美をあげる」と声を弾ませた。
ともに取材に応じたデフ陸上女子の岡田海緒(みお)は、東京マラソンが11月のデフリンピック(東京)の代表選考会を兼ねていると説明。山中孝一郎、青山拓朗、中野洸介、間嶋陵が出場するといい「ぜひそこにも注目してほしいです」とアピールした。
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