鹿島vsFC東京を視察の森保監督、さらなる若手選手の台頭に期待「もっともっと日本には良い選手がいる」

　日本代表の森保一監督が、1日に行われた2025明治安田J1リーグ第4節鹿島アントラーズ対FC東京について語った。

　同試合を視察した森保監督は、「良い試合だったと思います。ピッチ上もそうですし、サポーターの皆さんがつくる雰囲気も、ピッチとスタンドが一体となって、非常にパッションがある良い試合だったと思います」と鹿島が2−0で勝利を収めた試合を振り返った。

　この試合では途中出場のFC東京MF北原槙が「15歳7カ月22日」というJ1史上最年少出場記録も更新したが、森保監督は「まずは15歳でJ1のピッチに立って公式戦でプレーするというところは本当に素晴らしいなと思います」とコメント。しかしながら「フラットに見た場合『出てから何ができたか』っていうのは、ハードワークはしていたと思いますけど、特別なプレーには至っていなかったと思います。そういった意味で、逸材として15歳でJ1の舞台に立って、もっと日本の将来を、FC東京の将来も担っていくという素晴らしい選手だと思うので話題性はあるかもしれませんが（メディアの）皆さんにはそっと見守ってあげるということもしてほしいなと思います」と冷静に語った。

　またその北原を含めた若い世代の選手の台頭については「20代前半の選手も含めてもっともっと日本には良い選手がいると思いますので」「『俺たちもやってやる』と新たな若手選手が出てくるところを見たいと思います。また、もちろんベテランの選手もそこに負けじと頑張ると思いますし、若い選手たちの突き上げと、これまでの選手たちを超えていくという力を見せることは、Jリーグの盛り上がりにも日本サッカーの発展にもなっていくと思いますので、たくさん若い選手を見たいなと期待しております」と自身の見解を示している。