試合終盤に貴重な同点弾を記録したフィリップ・ビリング セリエA第27節が3月1日に行われ、ナポリとインテルが対戦した。
前節、11戦ぶりの黒星により首位の座から陥落したナポリが、勝ち点1差で首位に立つインテルをホームに迎えた一戦。立ち上がりからインテンシティが高く、球際で激しい攻防が繰り広げられる。試合の流れはどちらのものでもなかったが、インテルが22分にゴール正面のボックス手前でFKを獲得。これをフェデリコ・ディマルコがゴール左上に突き刺し、アウェイのインテルが先手を奪った。
1点を追うナポリは古巣対決となるロメウ・ルカクやラスパドーリらにボールを集めて反撃を試みるが、前半はインテルのリードのまま終了。迎えた後半はナポリが猛攻を仕掛ける展開に。インテルも粘り強い守備でピンチを凌いでいたが、87分にスタニスラフ・ロボツカの中央突破から交代出場していた新加入のフィリップ・ビリングがシュート。一度は阻まれたボールを押し込み、試合を振り出しに戻した。
勢いづくナポリは勝ち越しを目指したが、追加点を奪うことはできずに試合は1−1で終了。両者の勝ち点差「1」は変わらず、同日の試合で引き分けた3位アタランタを含めた三つ巴のスクデット争いは今後も続いていくことになりそうだ。ナポリは次節、敵地でフィオレンティーナと、一方のインテルはミッドウィークのCL(フェイエノールト戦)を挟みホームでモンツァと対戦する。
【スコア】
ナポリ 1−1 インテル
【得点者】
0−1 22分 フェデリコ・ディマルコ(インテル)
1−1 87分 フィリップ・ビリング(ナポリ)