クルマのクイズ 第62回 マツダにも「タイプR」があった? このクルマの正体は!

0

2025年03月03日 11:41  マイナビニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
● 「タイプR」といえばホンダ車の高性能バージョンであることを示す称号として有名ですが、実はマツダにもタイプRを名乗ったクルマがありました。さて、そのクルマとは?


ホンダと違って過激ではありません!

ちなみに、下に掲げるのはホンダの「シビック タイプR」というクルマなのですが、マツダの「タイプR」はこの手の過激なクルマではありません。


――正解は次のページで!● ○問題をおさらい!


正解はこちら!


○【答え】ランティス タイプR


マツダ「ランティス」はバブル経済の余韻が残る1993年9月に登場します。当時のマツダは5チャンネル体制を敷いていましたが、業績不振により、別車種として開発されていたセダンとクーペ(実際は5ドアハッチバック)が同一車種扱いになってしまいます。



グレードの「タイプR」については、有名なホンダの「TYPE R」シリーズがあるためハイパフォーマンスモデルを思い浮かべてしまうかもしれませんが、ランティスの場合は、上質なフィーリングを持つ2,000ccのV型6気筒エンジンを搭載する上級グレードの名称でした。

それでも、スタイリッシュな16インチのアルミホイールを装着していたり、LSDが標準(1995年7月発売モデルまではオプション)だったりしましたので、控えめながらもスポーティーさを意識したモデルだったと言えるでしょう。5速マニュアルが選択可能で最高出力は170馬力を発揮していましたので、その気になれば格上のスポーツカーをカモれるくらいのポテンシャルはあったのかもしれません。


21世紀も20年以上が過ぎた現代では、3気筒のダウンサイジングターボがトレンドになりつつあります。しかし、バブル経済が絶頂期だった頃は、数字が大きい方がエラいという考え方が大勢を占めており、効率などはほとんど重視されませんでした。



マツダが「タイプR」にV型6気筒を選択した理由は定かではありませんが、振動の少ない滑らかな回転フィールをユーザーに味わってもらいたいという思いがありつつも、本音の部分では、一般的な"4"ではなく"6"という数字を重視したかったのではないでしょうか?



最後に、ちなみになのですが、「タイプR」を最初に名乗ったのは、1960年代後半から1974年代前半にかけて販売されていたいすゞ自動車の「ベレットGT」でした。



それでは、次回をお楽しみに!


○監修: 旧車王(https://www.qsha-oh.com/)

「旧車王」は20年以上の実績を誇る、全国出張型の旧車専門の買取サービスです。スポーツカーや特殊なモデル、希少車も多く取扱っております。旧車王の特徴は、お客様の愛車を査定ではなく「鑑定」し、高価買取を実現していることです。「鑑定」とは、年式や走行距離、グレードだけでなく、機関系の状態や足回りの状態、下回りの錆やステアリングの状態、車台番号とエンジン番号の確認などさまざまな情報をもとに旧車の価値を見極めることです。また、車輌そのものの状態だけではなく、お客様の愛車に対する想いまでを汲み取り、買取金額に反映いたします。大事なおクルマを責任をもってお預かりし、長い歴史が刻まれた旧車を「自動車文化遺産」として次世代へつないでいくため、次のオーナー様へと橋渡ししております。()
    ニュース設定