『Flow』 (C)Dream Well Studioラトビアの新鋭ギンツ・ジルバロディス監督の最新作となるアニメ映画『Flow』が、「第97回アカデミー賞」の長編アニメーション賞を受賞した。2025年3月2日(現地時間)に発表となったもので、ハリウッドメジャー大作を抑えてオスカーの栄誉に輝いた。
『Flow』は、世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある一匹の猫が居場所を後に旅立つことを決意するところから始まる物語を描くアニメ映画だ。
猫は流れて来たボートに乗り合わせた動物たちと、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われる。しかし彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、たくましくなっていく。はたして彼らは運命を変えることができるのか。そして、この冒険の果てにあるものとは。
ラトビアの新鋭ギンツ・ジルバロディス監督の最新作である本作。制作費350万ユーロ(約5.5億円)、50人以下のスタッフという極めてインディペンデントな体制ながら、ハリウッドのメジャースタジオ作品を抑えてオスカーを見事に受賞した。アニメーション映画史の歴史を変える、ビッグサプライズ受賞だ。
また監督の出身国であるラトビアにおいても、史上初の「アカデミー賞」長編アニメーション賞ノミネート作品にして受賞作となった。
ラトビア出身のクリエイター、ギンツ・ジルバロディス監督の最新作となるアニメ映画『Flow』は、ファインフィルムズの配給で2025年3月14日より公開される。時には運命に抗い、時には流され漂う一匹の猫の思わず息を呑む85分の旅路。このたびの「第97回アカデミー賞」長編アニメーション賞の受賞でますます注目を集めそうだ。
『Flow』
2025年3月14日(金)より
TOHOシネマズ 日比谷他にてロードショー
監督:ギンツ・ジルバロディス
2024/ラトビア、フランス、ベルギー/カラー/85分 配給:ファインフィルムズ 映倫:G 文部科学省選定(青年/成人/家庭向き)
原題:Flow 後援:駐日ラトビア共和国大使館
(C)Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.