大阪府警本部 妻の遺体を遺棄したとして大阪府警捜査1課が黒木佳史容疑者(35)を逮捕した事件で、同課は3日、妻殺害容疑で同容疑者を再逮捕した。遺体はいまだ発見されていないが、関係者の供述などから逮捕に踏み切った。同容疑者は黙秘しているという。
同課によると、黒木容疑者は知人に「交際相手を殺した。1人殺した程度で死刑にはならない」などと話していたという。
逮捕容疑は昨年5月26日ごろ、大阪市中央区の自宅で、妻いずみさん=当時(52)=を何らかの方法で殺害した疑い。
いずみさんの足取りについては、同日午後2時45分ごろ、黒木容疑者と自宅方向に歩いている姿が防犯カメラに映っており、それ以降、自宅を出た様子は確認されていない。
大阪地検は3日、死体遺棄罪で黒木容疑者を起訴した。起訴状によると昨年6月5日ごろ、いずみさんの遺体を自宅から運び出し、車で岡山県内やその周辺に遺棄したとされる。