岩手県大船渡市の山林火災で、集落まで火の手が迫る様子を漁港から見守る人たち=3日午後、同市 岩手県大船渡市の山林火災は3日も延焼が続き、焼失面積は約1800ヘクタールから約2100ヘクタールに拡大した。消防による地上での放水に加え、自治体と自衛隊のヘリコプター計13機が上空からの消火活動を続けたが、鎮火のめどは立っていない。
避難指示の対象は1896世帯4596人で変わらず、依然として約1200人が避難所に身を寄せている。市によると、火災は集落の方に広がっており、同市赤崎町では新たに建物被害が確認された。
火災は2月26日午後に発生し、これまでに同市三陸町綾里で男性1人の焼死体が見つかった。