「菊池事件」再審請求の証人尋問 凶器と傷に矛盾 法医学者が指摘
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2025年03月03日 19:25 毎日新聞
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証人尋問前に門前集会を開いた弁護団ら=熊本市中央区の熊本地裁前で2025年3月3日午後1時12分ごろ、野呂賢治撮影 1952年に熊本県で起きた殺人事件で、ハンセン病とされた男性が無実を訴えたまま隔離施設内の「特別法廷」で裁かれて死刑になった「菊池事件」の再審請求を巡り、熊本地裁で3日、弁護側が求めた法医学者、山本啓一氏=山本医学鑑定研究所長=の証人尋問が非公開であった。
終了後、記者会見を開いた弁護側によると、山本氏からは、有罪の柱とされた物的証拠である凶器の短刀と遺体の傷の状況が矛盾することや傷の状況から加害者側が返り血を浴びないことは不自然なことなどが指摘されたという。
共同代表の徳田靖之弁護士は「こちら側が主張したいことは(主張)できた」と述べた。
3月18日も弁護団側求める供述心理学者への証人尋問がある予定。【野呂賢治】
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