若駒Sを快勝したジュタ(今年年1月撮影、ユーザー提供:きゃっぷさん) セレクトセールで超高額取引されたジュタ(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
ジュタは父ドゥラメンテ、母シャンパンエニワン、母の父ストリートセンスの血統。母は19年の米G2・ガルフストリームパークオークスの勝ち馬。22年のセレクトセール当歳では3億2000万円(税抜、以下同)の高値となった。
ここまで3戦2勝。昨年11月の東京でデビュー勝ち。続くホープフルSは0秒7差の4着だったが、キャリア1戦でのGI挑戦を考慮すれば、高評価できる内容だった。そして前走の若駒Sを1番人気に応えて快勝。並み居る良血馬を下し、クラシックの有力候補に浮上した。今回は未対戦の馬が多いが、実績は間違いなく上位。当然ながら上位人気に推されるだろう。
国内のセールで取り引きされた馬に限ると、過去最高額の重賞勝ち馬は14年のきさらぎ賞とチャレンジCを制したトーセンスターダム、19年きさらぎ賞を制したダノンチェイサー、昨年の中日新聞杯を制したデシエルトの3頭で2億5000万円(税抜)。ここでジュタが勝って首位浮上となるか。そういった意味でも要注目の一戦だ。