画像提供:マイナビニュースJR東海、日本車輌製造、カツミは3日、今年1月に引退した「ドクターイエロー(T4編成)」の引退特集企画として、同車両の45分の1スケール(Oゲージ)ディスプレイモデルを923台限定で製作するクラウドファンディングの開始と、その詳細を発表した。
日本車輌製造の直営鉄道グッズ専門店だった「日車夢工房」(2017年閉店)の鉄道模型製作スキームを活用し、「ドクターイエロー(T4編成)」のディスプレイモデルを製作。JR東海による全面協力の下、実車の製作図面を持つ日本車輌製造、鉄道車両模型の老舗メーカーであるカツミの技術力を結集し、車両の細部にまでこだわるという。
クラウドファンディングは「JR東海MARKET」で3月3日10時から5月29日23時59分まで実施し、目標金額は1億2,000万円。支援に関して、「通常セット」(23万9,000円)の他に100セット限定の「特別セット」(33万1,300円)を用意する。「通常セット」の返礼品は「T4編成7号車ディスプレイモデル」と「ドクターイエロー(T4編成)の製造所銘板」のレプリカ。「特別セット」は「通常セット」の返礼品に加えて「T4編成再生アルミ製車両形式図プレート」が付属する。
「T4編成7号車ディスプレイモデル」は、実際の車両の製作図面をもとにカツミが製作し、実際の車両も調査して、色合い、標記類、搭載機器のリアリティを追求。特徴的な装置である前方監視カメラや、機器室、乗務員室、通路なども再現したほか、リモコン操作で実際の車両から収録した警笛音など鳴動し、標識灯(白色灯・赤色灯)、運転室、添乗員室の照明も点灯する。
「ドクターイエロー(T4編成)の製造所銘板」は、実際の車両に付いていた製造所銘板と同じ工法、材質、大きさ当を正確に再現した1分の1スケールのレプリカ。「特別セット」に付属する「T4編成再生アルミ製車両形式図プレート」は、再生アルミを原材料としT4編成7号車の車両形式図をレーザー彫刻したプレートとなっている。(木下健児)