画像提供:マイナビニュース小田急電鉄は3日、特急ロマンスカー全編成の3号車を「ロマンスカーの子育て応援車」と位置づけ、4月15日から運用開始すると発表した。同社は2022年3月、子育て応援の一環で通勤車両に「子育て応援車両」を導入し、こども連れの利用者を温かく見守るよう呼びかけてきた。「ロマンスカーの子育て応援車」も、こうした取組みの一環で行われる。
「子育て応援車」となる3号車の客室扉脇に、同社の子育て応援マスコットキャラクター「もころん」のステッカーを掲出し、子育て世代を温かく見守るよう呼びかける。各座席に「もころん」を刺しゅうした専用のヘッドレストカバーを設け、子育て応援車であることを明確にする。
こども連れに限らず誰でも乗車できるが、券売機やオンラインで対象列車の3号車を予約・購入する際、子育て応援車であることを案内するという。なお、ロマンスカーの3号車付近は、ほぼすべての車型でベビーベッドを備えたトイレや自動販売機などの設備が整えられている。
平日・土休日ともに新宿駅を11時から16時59分までに発車する列車(平日14本・土休日14本)と、新宿駅へ11時から17時59分までに到着する列車(平日16本・土休日15本)を対象に、小田急線・箱根登山線内のみ3号車を子育て応援車として運用。JR御殿場線や東京メトロ千代田線に直通する特急ロマンスカーは対象外となる。予約受付は3月15日10時から開始される。
「ロマンスカーの子育て応援車」の運用開始に合わせ、「もころん」のグッズが当たるキャンペーンを4月15日から5月6日まで実施。同車両に乗車し、アンケートに回答した人の中から抽選で100名に「もころん」グッズを進呈するという。(佐々木康弘)