マンU戦で活躍のフルアムDFが人種差別被害、同性愛嫌悪的な中傷被害　クラブが声明発表「忌まわしい行為を強く非難」

　フルアムは3日、SNS上でのナイジェリア代表DFカルヴィン・バッシーに対する人種差別的、同性愛嫌悪的中傷に関して、クラブ公式サイトで声明を発表した。

　フルアムは2日に行われたFAカップ3回戦でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。バッシーは前半アディショナルタイム1分に先制ゴールを決めるなど活躍を見せていた。

　しかし、フルアムによると、試合後にソーシャルメディア上でバッシーに対する「人種差別的、同性愛嫌悪的な中傷」が確認されたようで、「非常に憤慨している」と声明を発表した。公式声明は以下の通り。

「フルアムは、昨日行われたFAカップのマンチェスター・ユナイテッド戦後、カルヴィン・バッシーがソーシャルメディア上で受け、その後共有した人種差別的、同性愛嫌悪的な中傷に非常に憤慨している」

「我々は、サッカー界においても社会においてもあってはならないこの忌まわしい行為を強く非難する。このような行為はまったく容認できないものであり、我々はカルヴィン・バッシーを全面的に支持し、今後も全面的に支援する」

「我々は関係当局と協力し、これらの卑劣なメッセージの発信者を特定し、彼らに対し最も強力な措置を取るために全力を尽くす」

「我々はあらゆる形態の差別に対して断固とした姿勢を維持することに尽力し、敬意と多様性の環境を育むことに専心する」