
今回は、40年以上働いてきた女性の厚生年金の繰下げ受給についてです。
Q:40年以上働いてきたので、厚生年金だけ繰り下げたいと思いますが、どうですか?
「今年65歳になります。老齢基礎年金と厚生年金で、40年以上働いてきた女です。私の場合は厚生年金の方だけを繰り下げしたほうがよいかと思うのですが、どう思いますか?」(匿名希望)A:受給開始まで、生活費を老齢基礎年金と貯蓄等で賄えれば、老齢厚生年金を繰り下げてもいいと思います
相談者は65歳の女性とのこと。そこで65歳独身女性の一人暮らしと仮定して、解説してみたいと思います。65歳になり、老齢基礎年金のみ受給、老齢厚生年金のみ繰り下げてはどうかと考えているようですね。老齢厚生年金を受給するまでは、老齢基礎年金と、相談者の貯蓄額を取り崩して生活することになります。現在の貯金額と65歳からの生活費がいくらになるのか、老齢厚生年金がなくても、やりくりができるのかを考えて決めるようにしましょう。
給与収入がなくなった後の生活は、現役時代よりも生活をダウンサイジングすることがポイントになります。
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都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)