
「高齢化社会ですよね。シニアが増える時代に、買っておいた方がいい銘柄って何?」
少子高齢化が進んでいて、街を歩いていると「老人ホームが増えたな」と感じます。本記事では、これからも高齢化が進むという前提に立ち、どんな銘柄に投資するのがよいのか考えてみます。
高齢化社会で買うべき銘柄って?
まず、少子高齢化で「需要が伸びそうなもの」「足りなくなるもの」は何かを考えてみます。高齢者が増えることで、(1)医療やヘルスケアの需要が伸びそうです。(2)介護保険や医療保険も売れるかもしれません。(3)シニア向けの住宅や(4)生活支援サービスも伸びそうですね。ほかにも、健康意識の高まりによる(5)健康食品や(6)フィットネスなどが伸びる可能性があります。足元では、労働者が減ることで(7)人手不足が始まりました。
(1)医療やヘルスケアに関しては、最近は薬価改定などで医薬品メーカーが搾取されているように見えます。税収に頼ったビジネスモデルだとこういった弊害もある気がします。
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(3)シニア向けの住宅や(4)生活支援サービスは伸びそうだな、と思う一方、どうしても労働集約的になるので、どうやってお金儲けに繋げるかがいまいちピンと来ないのと、成長産業であるが故に、競争も激化しているように見えます。
(5)健康食品に関しては「わざわざ買う必要あるか?」と感じていて、普通にスーパーに売っている食品を使って自炊していれば十分に健康でいられると思っています。
(6)フィットネスはよさそうですね。個人的に注目している会社としては女性向けフィットネス施設のカーブス<7085>です。シニア女性からの支持は厚いようです。
(7)人手不足に関しては省人化(ロボット化)、雇用流動化あたりの会社に注目です。この分野は人材派遣会社や機械メーカー、ロボット化推進のためのシステムインテグレーターなど、投資先の候補がたくさんありそうです。
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社会情勢に合わせた投資を
高齢化問題に限らず、投資先を選ぶ時には「どんなものが足りなくなりそうか?」「将来の需要を捉えるため、今から動いている会社はどこか?」と筆者は考えるようにしています。本記事ではカーブス<7085>を取り上げましたが、長期投資先として、とても面白い気がしています。
文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)
18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。
(文:中原 良太(個人投資家・トレーダー))