ZIPAIR Tokyo、成田〜ヒューストン線開設 北米南部進出、西田社長「かなりのチャレンジ」

0

2025年03月04日 12:50  TRAICY

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

TRAICY

写真

ZIPAIR Tokyoは3月4日、東京/成田〜ヒューストン線を開設した。同社として10番目の就航地点で、北米の就航都市はロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、バンクーバーを合わせた5都市に拡大した。

東京/成田発、ヒューストン発ともに火・木・土・日曜、3月31日以降は月・水・金・土曜の週4往復を運航する。機材はフルフラットになる「ZIP Full−Flat」を18席と、普通席「Standard」272席の計290席を配置したボーイング787-8型機を使用する。片道運賃は「ZIP Full-Flat Value」が188,500円もしくは1,450米ドルから、「Standard Value」が55,250円もしくは425米ドルから、6歳以下向けの「U6 Standard Value」が15,000円もしくは136米ドルの定額。いずれも空港使用料と諸税は別途必要となる。燃油サーチャージは設定していない。

成田空港で開かれた記念式典でZIPAIR Tokyoの西田真吾社長は、「ヒューストンは米国内で人口・経済が発展しつつあると言われている都市。エネルギー、IT、宇宙産業分野などの日本企業も進出している」と紹介。「駐在員やその家族、訪問の方に使っていただける路線に育てていければ」と語った。

[caption id="attachment_331524" align="alignnone" width="900"] ▲ZIPAIR Tokyo 西田真吾社長[/caption]

一方で、「米国留学といえば西海岸というイメージがあると思うが、南部テキサスにもいい学校がたくさんある。特に航空宇宙分野を目指すなら注目してほしい」と留学先としての潜在需要にも言及し、「低運賃でハードルを下げ、留学するのに遠くない、高くないと思ってもらえるようにするのが我々の役割」と学生の利用も促したい考えだ。

東京/成田〜ヒューストン線は東京/成田発が所要時間11時間45分、現地発が14時間5分と、同社として最長距離の路線となる。西田社長は「往復で約28時間を費やす路線。機材がそれほど多くない我々にとってはかなりのチャレンジであるのは間違いない」としつつ、「このオペレーションを高いレベルで確立できる自信がついたら、次は米国中部、東海岸など、もっと遠いところにも足を伸ばすチャレンジができる」と展望した。

初便のZG16便は乗客129名と貨物13.2トンを乗せ、16番スポットを午前9時53分に出発。午前10時11分に離陸した。

■ダイヤ

ZG16 東京/成田(10:00)〜ヒューストン(06:45)/火・木・土・日(3月4日〜8日)

ZG16 東京/成田(10:00)〜ヒューストン(07:45)/火・木・土・日(3月9日〜29日)

ZG16 東京/成田(10:05)〜ヒューストン(07:50)/月・水・金・土(3月31日〜4月25日)

ZG16 東京/成田(10:30)〜ヒューストン(08:15)/月・水・金・土(4月26日〜)

ZG15 ヒューストン(08:45)〜東京/成田(13:50+1)/火・木・土・日(3月4日〜8日)

ZG15 ヒューストン(09:45)〜東京/成田(13:50+1)/火・木・土・日(3月9日〜29日)

ZG15 ヒューストン(09:50)〜東京/成田(13:55+1)/月・水・金・土(3月31日〜4月25日)

ZG15 ヒューストン(10:15)〜東京/成田(14:20+1)/月・水・金・土(4月26日〜)

    ニュース設定