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日本のインターネット黎明期を支えたISPのホームページサービスが徐々に消えつつある。NTTドコモは、ISPサービス「ぷらら」の個人向けホームページサービスを3月末に終了、30年近い歴史に幕を閉じる。
【画像を見る】「ぷらら」のホームページサービスが3月末で幕を閉じる……
ドコモがぷららの「プライベートホームページ」サービスの終了を発表したのは、2024年6月だった。これによると、25年の3月末をもってサービスを終了し、ユーザーのコンテンツは4月30日に「完全に削除」されるという。
終了の理由は「サービスの利用が近年減少しており、今後継続的にサービスを提供していくことが困難となった」ため。同時に法人向けサービス「BUSINESSぷらら」のホームページサービスも終了する。
4月1日以降はアカウント名やパスワードなどの確認ができなくなるため、過去にアップしたコンテンツをFTPソフトなどでダウンロードしたいユーザーは、3月中に確認することが推奨される。
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ドコモのぷらら事業は、1995年に日本電信電話やソニーら5社の共同出資会社として設立されたジーアールホームネットが起源。翌96年からプロバイダー事業を展開してきた。同社はその後NTT東日本傘下となり、22年にはNTTドコモと事業統合している。
インターネット黎明期から続くホスティングサービスには、テキストサイト全盛期に有名になったホームページも複数ある。このためSNSなどでは「(著名ホームページの)侍魂、終わっちゃうの?」「先行者のページ(2000年に中国人民解放軍国防科技大学が発表した二足歩行ロボットを揶揄したコンテンツ)も失われるのか」「我らネット黎明期世代の青春がああああ」などと一部で注目を集めている。
●消えゆく“いにしえの記憶”
近年は1990年代から続く掲示板やホスティングサービスの終了が相次ぐ。19年3月末には、97年からサービスを提供していたジオシティーズ(終了時はYahoo!ジオシティーズ)が終了し、一部で「(昔の)資料が喪失した」などと話題になった。
22年8月にはレンタル掲示板サービスの草分け「teacup.」が終了。直近では24年12月20日にVectorのホームページサービスがサービスを終え、「いにしえのフリーソフトのページが……」などと注目を集めた。
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